放射能問題に関するNPO法人の活動は難しいらしい: ずくなしの冷や水

2015年11月03日

放射能問題に関するNPO法人の活動は難しいらしい

筆者は、NPO法人には参加していないから、人づてに聞くだけだが、中心になって活動する人は大変らしい。

津波被害地域を支援しようと東北の水産物を取り寄せてNPO法人の会員の集まりで販売する。

会合参加者を誘って寿司を食べに行く。

いろいろな方がおられるから、筆者はそんなに驚かないが、役員や幹事が特に手を焼くのは、女性会員である程度意欲のある人の場合が多いのだそうだ。

考えや主張が論理的でない。これまでの活動経緯を無視した初歩的な問題に終始する。議論の過程で感情的になり自分の意見が通らないと根に持つ。会の趣旨にそぐわないことを発案して無断で始める。

男の場合は、手間がかかっても理屈で説明すれば分かってもらえることが多いし、それでもだめな場合は何か役を与えて、厄介なことがその人に降りかかるようにすれば大体おとなしくなるのだそうだ。

社会活動や自主的組織の運営に慣れていない人は、このような組織内規律の緩やかなNPO法人に参加して水を得た魚状態になることはよくあることだと思うが、組織の「一員」として節度を持って全体の流れや活動をサポートしていくのは、それなりに難しいことだ。

誰しも失敗や配慮不足のことはある。役員が常に間違いを犯さないという保証もない。だが、役所に届出をし、情報公開原則で多くの人の注目する中で活動していくには、それなりの制約もある。

これまでは、土壌や線量率を調査していれば、体裁は整ったし、実績も上げられた。これから活動をどの方向に持っていくか。難しい段階に来ていると思う。
posted by ZUKUNASHI at 22:37| Comment(0) | 福島原発事故
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