地上から反撃すれば空から見つけられて攻撃される 世界の軍事関係者が固唾を呑むロシアの空爆作戦: ずくなしの冷や水

2015年10月13日

地上から反撃すれば空から見つけられて攻撃される 世界の軍事関係者が固唾を呑むロシアの空爆作戦

クルド支配地域で撮影したとされるロシア巡航ミサイルの飛行。高度は50〜100m程度。対空射撃で打ち落とせそうに見えます。




ロシア発表の衛星画像。左側を巡航ミサイルが通り抜けていきます。+印の左上にある車両がさかんに対空射撃。動画では煙が上がり風に乗って流れていくのが分かります。



この後、どれほど時間が経過したのか不明ですが、どこかから爆弾が投下されて車両付近に命中しました。



ロシアの軍事衛星画像から車両所在地の緯度経度を計算するのは簡単です。この攻撃拠点の周りに人家はありません。格好の攻撃対象です。公開画像からは、爆撃機の動きは分かりません。

ISISが反撃すれば、衛星画像で捕捉されて逆に殲滅されてしまいます。このケースでは、対空射撃をしたので所在を知られてしまったケースになります。

巡航ミサイルの飛行状況のフォロー
  ↓
対空射撃車両の発見
  ↓
空爆本部への通報
  ↓
爆撃機の出撃または飛行中の爆撃機から爆撃

単独車両による対空射撃でも見逃さずに爆撃するというロシア側の宣言であり、威嚇です。ISISの戦闘員は震え上がります。

ロシアの空爆出撃回数は増えています。地上戦と並行して空からもしらみつぶしにやるという戦略のようです。

黄色の円内が巡航ミサイルです。巡航ミサイルの通過時に地上を爆撃しています。




https://www.youtube.com/watch?t=28&v=GcAQRAR5IMQ

筆者は軍事の知識もありませんが、世界の軍事関係者は固唾を呑んでロシアの作戦を見ています。飛程2500kmの巡航ミサイルが姿を見せたのはもちろん大きな驚きですし、場所により使い分けられる爆弾と投下方法、全体としてのシステムの完成度に驚いた人も多いのではないでしょうか。

アフガンの米国軍は、病院を破壊しています。そのような作戦を繰り返していれば、兵隊の士気は低下する一方です。そんな米軍の弾除けに立たされる自衛隊の隊員がかわいそうです。

RTによると、空爆で stronghold near the village of Salma in Latakia provinceを破壊したとあります。
特殊な場所のようですからまた探してみます。
まず空爆の写真。この後何発も爆撃されて煙で地面が見えません。


SALMAの位置。LATOKIAの東数十kmにあります。丘陵地帯に集合住宅が並ぶきれいな街です。



SALMAの村の近くとありますから、爆撃画像と似た地形の場所を探します。ここでしょう。村はずれで人家はありません。



拡大して仔細に眺めるといかにも怪しげです。まず、左上のプレハブのような建物は爆撃映像ではすでに吹き飛んで転がっています。場所を特定できたのは、このプレハブのおかげです。

二番目の円内は、よく分かりませんが何か倉庫のようなものでしょうか。三番目の円内は2011年頃からあるようですが、丘の中腹の林の中です。

時間を遡ってみてみると、2011年には今とあまり変わりません。



2004年、この丘では農地造成が始まっていました。



上から3枚目の画像から、ここに要塞があるとは想像できますか? 道が立派になっている点は大きな変化です。上の画像では分かりませんが、車両の出入りも多かったのでしょう。

爆撃地点を撮影したカメラは、超望遠のため視界が狭く被写界深度も浅いようです。これで車両の移動を追うのは細かい作業だと思います。

sputniknewsは、2015/10/12、「(スパイ衛星など)ロシア航空宇宙軍の偵察手段は、ロシア軍機の今後の攻撃のために、24時間体制で、シリア領内にあるテロ組織『IS』の新たなインフラ施設の発見を続けている。」と伝えました。

ロシア軍の空爆で、破壊された貯蔵庫や指令所から別の拠点への移動が活発化しているはずです。動けばまた見つかる。見つかれば叩くが続くでしょう。


posted by ZUKUNASHI at 14:15| Comment(0) | 福島原発事故
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。