小選挙区別人口動態 2015/8 関東の状況: ずくなしの冷や水

2015年10月01日

小選挙区別人口動態 2015/8 関東の状況

総合指数の分布

このグラフの見方
@ 色の濃いところほど、赤ちゃんが減り亡くなる方が増える傾向が強い。
A セシウム濃厚汚染地帯は、基本的に指数が悪く、色が濃い。茨城県北部地域など。
B セシウム濃厚汚染地帯でも人口流入があれば、出生数の落ち込みが抑えられて指数の悪化が少ない。千葉県流山市など。
C 初期に強力なプルームが通過し吸気被曝が大きかったところは指数が悪い。東京都町田市など。
D 初期に空間線量率が大きく上昇したところでも、プルームが上空を通過したと見られるところは、指数の悪化が相対的に少ない。茨城県鉾田市など
E プルーム通過時に降雨があったところは、なかったところに比べて吸気被曝が少なくなる場合がある。栃木県北部は細かい雨が降り続いた。
F 都市地域でも域内に山野があり、そこが濃厚汚染の場合は指数が悪い。高崎市など。
G セシウム濃厚汚染地帯ではないが、プルーム襲来時に降雨がなく、相対的にプルームの濃度は低いものの長時間滞留した地域は指数が低迷。埼玉県北部平野地帯など。

H セシウム濃厚汚染地帯ではなく、濃厚なプルームの滞留もなかったと見られるところで指数が悪化している地域はガンマ線源以外の放射性物質の降下が疑われる。
I 放射性物質汚染ゴミ・廃棄物の処理施設、リサイクル施設の周辺では短期間で指数が大きく低下することがある。東京都豊島区の例。
J β線核種、α線核種が相対的に多く降下したと見られる地域は指数の低迷が続くと見られるが、山形県北部日本海側で指数の悪化が見られる。一方、栃木県中部以北はまだ指数の悪化が顕著にはなっていない。
K 2011/3/15の早朝にプルームが通過した関東南部の地域は、放射性ヨウ素の吸気被曝が大きかったと見られるが、甲状腺異常では福島県ほどには顕在化していないのは謎。濃度が桁違いに違った可能性。
L セシウム濃厚汚染地帯ではなく、濃厚なプルームの通過地域でもないのに広い地域で指数が良くないところがある。静岡県、新潟県中南部。かねてから微量でも被曝が蓄積していた地域は、福島第一原発事故後の飲食物経由での内部被曝の影響が強く出ている可能性。

福島第一原発事故から4年半を経過した現時点で指数が悪い地域は、この先、住民の大半が入れ替わるような状況にならなければ指数の急激な改善は望めない。

チェルノブイリの先例から考えて、汚染食品の流通、汚染地域での居住継続、放射性廃棄物の焼却、福島第一原発からの放射性物質の放出継続が改まらない日本ではチェルノブイリ被災地を上回る健康被害が生ずることは避けられない。

さらなる指数悪化の地域が多いと見ている。
posted by ZUKUNASHI at 13:52| Comment(0) | 福島原発事故
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