2015年09月01日
小選挙区別人口動態 2015/7まで 隠しようがない初期吸気被曝と土壌濃厚汚染
2015年09月29日
小選挙区別人口動態 2015/8 東京23区町田市など総合指数−0.3到達 福島県の悪化目立つ
2015/8月分人口動態の発表は終わりました。結果は、詳しくはここ、グラフと地域別の概観はここです。
現時点での筆者の認識は、まとめれば3点です。
@ 出生と死亡のトレンドが悪化
例年の季節変動のパターンを悪いほうへ外れてきた。
A 出生数減、死亡数増の傾向が、(1)初期吸気被曝が大きかったと見られる地域、(2)放射性物質の濃厚沈着地域で特に悪化している。
B 上記@、Aのベースには、地域を問わず、汚染食品の摂取が続き健康障害を起している人が増えていることがある。
2015/8までの結果で、福島5区 いわき市などと茨城5区 日立市などとが同じスコア−0.23で並びました。この二つの小選挙区は、県境を挟んで隣接しています。初期吸気被曝も大きく、濃厚沈着地帯でもあります。筆者には単なる偶然とは思えません。
2015/8までの結果で、東京23区 町田市などが首位奪還です。−0.3まで届いています。この地域は、初期吸気被曝が大きかった地域ですが、その後も改善しないところを見ると別の要因がある可能性があります。
初期吸気被曝が多かったという点では、福島浜通り13市町村も同じです。空間線量率はこちらのほうが何倍、何十倍も高い時期がありました。問題は、その強烈なプルームに曝されたか否かですが、多くの方が他の地域に避難して暮らしているにもかかわらず、この地域の人口動態はよくありません。これらの市町村は、福島5区と福島1区に含まれます。
ここ数ヶ月注目しているのは、山形3区と栃木県下の中部から北の地域、それに千葉3区です。山形3区は米国による土壌調査でアルファ線源やベータ線源が相対的に多いことが判明しています。栃木県の中部から北の地域も同様です。山形3区は人口動態の悪化が見られますが、栃木県については2015/7までは顕著な悪化は見られません。この後、栃木県の人口動態がどう動くか注目されます。
千葉3区は、先行発表分からスコアーを計算しています。最近特に悪化が激しく、もしこれがさらに累進するようであれば、原因を探るなんらかの試みが必要かと考えています。
神奈川県は次々とスコア悪化小選挙区が入れ替わります。これは長期指数よりも短期指数の影響が大きいことを示し、ところによって急に悪化することがあることを示します。人口流入のある大和市など神奈川13区はわずかに悪化、隣接する東京23区と差が大きくなっていますが予断を許しません。小田原市など神奈川17区が並んできました。川崎市はじりじり悪化です。
埼玉県は、越谷市など埼玉3区がワーストワンになりました。次いで4区、9区、8区、1区。埼玉南部は、人口流入が続いており、順位の変動が続くでしょうが、悪化上位に来る顔ぶれはほぼ決まってきました。
鶴岡市など山形3区、高崎市など群馬4区はひたちなか市、横須賀市と同じスコアです。秋田、山梨、そして長野はこれまでのところ大きな悪化を示す小選挙区は見られません。
千葉県は、東葛飾が人口流入で指数悪化が抑制されていますが、いつかワースト上位に飛び出す小選挙区が出てくるでしょう。
被曝症状最前線に書きましたが、中枢神経系の疾患がこれだけ広がることは、内部被曝が蓄積していることに他ならないと筆者は考えます。これまで飲食物経由での被曝回避に注意して来なかった方の中には、もう手遅れという方も少なくないのではないかと危惧します。
これまで被曝回避努力をせず、周りの人からの忠告に耳を貸さなかった人については、もう見放すしかないでしょう。本人が目の色を変えてすがってくれば突き放すわけにも行きませんが。
これまで被曝回避努力をしてきた方の場合は、これからが正念場です。次第に気持ちが緩みます。生活スタイルの中に、被曝回避の食生活を定着させ、ストレスなく継続できるようにすることが必要です。
これからは、中枢神経系の心身の障害に加えて、特に白血病、がんが増えると予想します。循環器系の疾病は高水準で推移するでしょうが、これらは時間が経つと放射能の影響なのか、加齢によるものなのか、家系によるものなのか分からなくなります。
父親、母親たる人は、これからは幼い子供の被曝回避に全力を上げる必要があります。内部被曝に加え、外部被曝は若い世代に一生付いて回ります。一日を過ごす環境の空間線量率平均が0.114μSv/hあれば、年間の被爆量は1ミリシーベルトになります。
筆者の千葉県北西部を中心にした現地調査では、地上1.2mでSOEKSの累積値平均が0.114μSv/hを下回るところは1箇所だけで0.113μSv/hでした。SOEKSはベータ線も拾いますからガンマ線だけではこれよりも線量率は低くなりますが、規制委員会が公表している走行サーベイの結果と比較すると、時点は少し古いものの、0.1μSv/hを越えるところがまったくないという地域は、関東にはないと言っていい状況です。
それにベータ線は無害なわけではありませんし、ベータ線源の代表は、ご存知のストロントウムです。アルファ線源も落ちています。その代表はウランです。
風が吹けば、アルファ線源やベータ線源が飛びます。風が吹けば桶屋が儲かると言われたのは過去の話、今は風が吹けば医院が儲かり、葬儀屋も繁盛するのです。
被曝回避では、セシウムとヨウ素に警戒するよう強調されました。セシウム137はまだ大きくは減衰していませんからもちろん警戒が必要ですが、これから戦う相手は、アルファ線源やベータ線源です。これらは、汚染状況のデータがありません。本当は、コメにも入っているし、野菜や果物にも入っているのです。汚染地域に居住する限り、飲食物の汚染に加えて、吸気被曝にも注意が必要な期間は、ほぼ永遠に続きます。
子供のおられる家庭は、何と言っても汚染地域からの速やかな脱出が必要です。近所の年寄り、大人、子供を問わず野辺の送りが増えるでしょう。友達が倒れる、入院する、長期欠席するような環境にあえて置いておきますか? それももちろんプラスの面があるとは思いますが。紛れもない日本の歴史の一断面を目撃するわけですから。
最近、役所の食堂が西日本の野菜や九州の魚を使っているとのツイートが複数見られました。当然です。彼らはよく知っています。そうしなければ、食堂の利用者は減ります。
もう、義理立て、建前に気を使う時期ではありません。福島第一原発事故から4年半も経ちました。そんなことをしていると、ストレスがたまります。
今なお、食べて応援に同調したり、放射能は健康に害はないとかいう出鱈目を信じているのは愚の骨頂。とてもまともにお相手できる方々ではありません。
2015年10月01日
健康被害の濁流があふれ出した もう流れは止まらない
posted by ZUKUNASHI at 21:45| Comment(9)
| 福島原発事故
先ほども自宅前の交差点で普通車が通行人をはねました。現場検証を見にきていた近所の人らの会話が耳に入ってきたのですが、その近所のおじさんも先日自損事故を起こしたとのこと。
3月に近所のスタンドで洗車していたらその時も目の前で車2台の追突事故。片方の運転手の若い女の子と警察が来るまで話をしていたのですが、その女の子は1ヶ月ほど前にも交通事故に遭い、治療に行く途中でまた事故ってしまったとガックリしていました。
職場の同僚のご近所の方も最近立て続けに2回後続車に追突されたと聴きました。
県警の方からも事故件数が増えていると聴いています。なんとも凄いことになっています、北九州は。民間企業もまだ燃やしてますからね。
「瓦礫の北九州」から転居されてはいかがですか。
この前、伺った件、背景に色々あるんですね。おかげで興味深く経過を追っています。
私の同僚は瓦礫を燃やしている頃、本当に退職して市外に転居してしまいました。彼も焼却中、通勤途中で頻繁に空間線量を計測していました。都心部で0.7マイクロとか出て心底怖がっていましたし。
私は転居したいけど、まずは子どもらを何とか進学とかで市外に出したい。まず1人を市外に出すことに成功しました。
しかし私のここ3年間の体調不良で治療にかなり散財してしまい、家族全部で引っ越しする余裕がありません。慢性疲労症候群ですから、保健がきかず治るのにも時間がかかりました。こうやって被曝日本人は貧困層に落ちていくのでしょうね。やっとこさ普通に生活できるようになったので、しぶとく挽回してやろうと思ってます。他にも瓦礫焼却を契機に市外に引っ越していった家族をいくつも知っています。
こんなにあったら、息を止めて走って逃げないといけません。米軍が兵士を派遣しないのが0.32μSv/hですからその倍です。
都心でこんなに出ていたら、健康障害多発間違いなしです。
子供さんをなんとか先に逃がそうとのお考え、立派です。南東北にいる私の若い友人にも早く逃げてくれと伝えているのですが、肋骨骨折を繰り返したりして経済的に苦しいといっています。
書き込めているのでしょうか?
何かリアクションしていただければ助かります。
http://kouikishori.env.go.jp/
今は、福島県や宮城県の自県内廃棄物の処理が多くなり、個別に拾わなければならなくなりました。一時試みましたが、情報が断片的で良くわかりません。
さらに、民間ベースで廃棄物のリサイクルとして処理されているものは表面に出てきません。
とすると、重工業の工業地帯は避けたいですね。
ずくなしさんは
どちらへ避難なさりたいですか?