飯館村の除染作業約3年従事した男性の皮膚に黒班 腕は壊疽寸前: ずくなしの冷や水

2015年09月25日

飯館村の除染作業約3年従事した男性の皮膚に黒班 腕は壊疽寸前

2015/9/25に寄せられた投稿を掲載する。解説は付けない。書かれた内容の信憑性は管理人が保証する。もう長いお付き合いだ。引用開始。


(移住先選定の情報収集で被曝を防げると期待するのは無理で)日本国中どこにいても放射能汚染はやってきますので、日々の暮らしの中で自分で警戒するしかないです。本日、投稿させていただいたのは、出張で現地で出会った人達の健康状況などリアルに把握できたので、事例紹介したく思いました。

衝撃的なのは、飯館村で除染作業のアルバイトを3年ほどしていたという58歳の男性です。いまは、長野県の南信の田舎で派遣社員として働いています。当時は栃木にいて福島に近いこともあって、参加したそうです。日当16000円でしたが、いろいろ差っ引かれて、大した額はもらってなかったそうです。

その方の顔、腕に、黒斑が出ていました。かなり皮膚の深いところから、直径1cmくらいの大きさで、最初は大きなほくろかと思ったのですが、まんべんなく、出ていて、色は真っ黒からあざ程度のものまでさまざまでした。肌は、全体にどす黒くなり、体臭がきつく、脂ぎっていました。ほか、アトピー状に、汗腺が赤く発疹し、皮膚科に通院中だそうです。

これでもだいぶよくなったといってましたが、腕はしきりにかきむしった跡があり、血が出てかさぶたになっている個所もありました。最近になって出たそうです。わたしは衝撃を受けました。

その場でやんわり、放射能被ばくのおそれがあるよと伝えましたが、かえってきた言葉は、除染作業の時に、異常ないか、甲状腺や全身のスクリーニングなどを受けて、異常はなかったといいます。それは外部被ばくの話なんですが、わかってないようです。20〜30分くらいその方と一緒にいてお話ししましたが、本当に怖かったです。

状況からして、腕まくりして露出した腕や顔に出ていました。放射線が強いので、日焼けしたようになったんだと思います。その後、皮膚の再生機能がやられて、ほとんど腕は壊疽寸前でした。

以前、糖尿病の合併症で、足が腐っていく症状になっている人の肌をみたことがありますが、おなじでした。薬が乾燥させるものなので、かきむしると水虫のあとのように白いくなり粉のように皮膚がはげていきます。わたし自身は、一度間違って登山靴用に買った防水用保革油を間違って 素手で塗り込んでしまい、手の皮が後からどんどんむけて、あぶない目にあったことがありますが、それを思い出しました。白血病の症状で知らないうちに青あざができていたり、内出血したような症状ではなかったです。見るも無残な姿でした。

除染作業に従事した人は、遅かれ早かれこうなるので、多分派遣会社も、福島から遠ざけて、人知れない場所で次の仕事を与えるんだと思います。7月に長野に転勤になったということです。

もう一人は、53歳の一人暮らしの男性で、神奈川区に住んでいる全身がアトピーだという人でした。やはりかゆみがあるようでかきむしった後がかさぶたになっていました。顔も赤ら顔。自宅におじゃましましたが、自炊とかが面倒くさい典型の人で、冷凍食品、レトルトが日常生活で、吉野家の牛丼とかそういうたぐいのものが大好物で、そればっかり食べている人でした。

わたしを歓待してくださり、寿司をとってくれましたが、あまりうれしくなくて仕方なく付き合い、いただきました。おなかはなにか詰め物をしたようにメタボで飛び出していました。甘党でお菓子やチョコレートがやめられないんだそうです。酒、たばこはやらない人なので、多少救われていましたが、 これも、不摂生な生活習慣の人が、3.11以降放射能汚染の影響を受けて、病的な状況が進行しているケースだと判断しました。

ちなみにこの人は、この時期は焼いたサンマが食べたくなると、しきりに言ってました。でも面倒くさいから、自分ではなにもしないようです。もちろん魚が危ないという意識はゼロでした。日本人が魚を食べない食生活などありえないとつっぱねてました。仕事は有能な方で、そこそこの会社で管理職をしている部下持ちの方でしたが、教養のレベルはこの程度なんです。

アトピーとか花粉症とか、そんなの病気のひとつに入らないみたいな風潮がありますが、体内に化学物質を大量に、または常時取り込んでいるような生活をしていると、おりしも、放射性物質が常に飛散している環境下では、ハンディを負うことになります。

事故から5年間がきっちり過ぎたら、たくさんの病状が顕在化するといわれており、ほんとうに世の中平静を保っていますが、なにかの機会に、他人のプライベートライフをうかがい知るような状況に入ると、意外な確率で「さもありなん」という典型例に直面する時期になりました。

自分自身、あちこち出かけて、出張時には、仕方なく買い食いもしてますから、絶対の自信はもてませんが、自分の周囲に接する人たちといると、本当に大丈夫だろうか、あと半年くらいしたら、どんどんみんな体調不良で、日常生活が快活に送れなくなるのではないかという危惧の念を抱きます。

自分がそうならないように自重しなければならないのですが、なんだか自分がやっていることがバカバカしくもなりかけるところが、なくもありません。でも、マスクをかかさず持ち歩き、意識してつけていることや、よく周囲の状況や口にする食材には気を付けるセンスは身についてきましたので、多少はましかと思うこの頃です。

(題名訂正)
posted by ZUKUNASHI at 11:09| Comment(0) | 福島原発事故
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