ほかに こんなに人が亡くなる職場がありますか? : ずくなしの冷や水

2019年06月18日

ほかに こんなに人が亡くなる職場がありますか? 

「福島第一原発作業員日誌」を読んで、福島第一原発の構内作業の実態がリアルに思い浮かぶようになった。それと同時に、これでは事故が多くなるとの危惧を抑えきれない。

福島第一原発構内や除染現場での死亡事故を中心に整理してみた。このブログの過去の記事や「みんな楽しくHappy♡がいい♪」の記事を参照しており、一部不確実なものもある。おって確認修正の予定。

事故関係の情報は春橋哲史氏のブログに詳しくまとめられている。

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2011/03/30 福島第一原発4号機タービン建屋地下で震災直後から行方不明になっていた社員2人が遺体で見つかった。東電が2011/4/3発表。福島第一原発で東電社員の死亡が確認されたのは初めて。

2011/5/14 福島第一原発で60歳代の男性作業員が作業中に意識不明となり、搬送先の病院で死亡。死因は心筋梗塞と発表。
男性は、福島第一原発では5/13から作業を行っており、5/14作業開始約50分後に突然、体調不良を訴えて意識を失った。
就業の翌日に死亡
2012/02/24 20:20 【共同通信】
東京電力福島第1原発事故後の作業中に心筋梗塞で死亡した静岡県御前崎市の配管工大角信勝さん=当時(60)=の遺族が労災申請し、横浜南労働基準監督署は24日、「過労が原因の心筋梗塞」として労災を認定した。遺族代理人の弁護士が明らかにした。

2011/8/16 福島第一原発で復旧作業にあたっていた40代男性が急性白血病で死亡。男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。
福島第一原発や他の原発での通算従業期間は不明。福島第一原発での従業期間は約1週間

2011/10/6 福島第一原発で働いていた50代の男性作業員が死亡。
男性は2011/8/8から福島第1原発の施設内でタンク設置工事に従事しており、10/5午前7時ごろ、朝礼の前に体調不良を訴え、Jビレッジに搬送された。死因は敗血症性ショック(朝礼にでていた人が翌日敗血症で亡くなるなんて、普通ではあり得ないとの指摘も)
8/8の就業から10/6の死亡まで59日

2011/10(2011/7?) 福島の21才原発労働者が自宅で心筋梗塞で死亡。
@AndreasDiego 10/22福島県民が岩上安身氏に語った話:福島の21才の労働者が心筋梗塞で亡くなったが、報道もされず、彼は、福島原発で3月から7月まで働いて自宅で亡くなった。

2011/10/29 福島第一原発1号機タービン建屋付近で大型クレーンの解体作業をしていた協力企業の男性作業員2人が、落下したワイヤーに当たり骨折負傷。
40代の男性作業員はあごや腕、肋骨、両足の骨を折る重傷で足切断。20代の男性作業員も肩や首、腹部などに痛みを訴えており、骨折の疑いもある。

2011/12/12 伊達市で日本原子力研究開発機構が実施中の除染モデル事業に従事していた建設会社の男性作業員(60)が 死亡。
内閣府の原子力災害対策本部は12日、福島県伊達市の下小国地区で除染作業中の男性(60)が急病で病院に運ばれ、死亡したと発表した。男性は同日午後1時ごろ、車の中で倒れていたのを、同僚が発見した。心肺停止状態で搬送されたが、午後2時ごろ、搬送先の医療機関で死亡が確認されたという。死因は非公表。

2012/1/9、福島第一原発の放射性廃棄物を貯蔵する施設で生コンクリートの流し込み作業をしていた60代の男性作業員が、急に体調不良を訴え、総合磐城共立病院へ搬送されたが、午後5時過ぎに亡くなった。死因は急性心筋梗塞。

2012/1/17 福島県広野町周辺で日本原子力研究開発機構が実施している除染モデル事業で働いていた男性(59)が作業中に死亡。

2012/02/10 18:46 【共同通信】
 東京電力福島第1原発事故の収束作業で、甲状腺がんを避けるための安定ヨウ素剤の服用基準を超える被ばくをした作業員約100人のうち、25人がヨウ素剤を服用していなかったことが10日、分かった。
 消防や自衛隊の隊員らは現場作業に備え、あらかじめヨウ素剤を服用しており、東電のずさんな被ばく管理があらためて浮き彫りになった。
 原子力安全委員会は、東電のケースについて「当然服用するべき事例だ」と指摘している。国の防災指針は、甲状腺の被ばくが100ミリシーベルトに達すると予測される40歳未満について、予防的にヨウ素剤を服用すべきだと示している。

2012/8/22 福島第一原発で作業していた57歳の男性が心肺停止となり、福島県いわき市の病院に救急搬送されたが、同日午後に死亡。
休憩室で休んでいたが、体調不良を訴え、午前10時35分ごろ、別の作業員が意識不明の状態で倒れているのを発見した。
男性は昨年8月から同原発で働き始め、累積の被ばく線量は5.24ミリシーベルトという。
就業から死亡まで約1年。
ジュネス (jyunesu)@jyunesu_氏の2012.09.12 18:17のツイート
フクイチ作業員を見殺しにした東電の怠慢 zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=2012… AEDを使うと、脈が戻りました。亡くなった作業員は、一度は"蘇生"したにもかかわらず、死を防ぐことができなかった。医師が来るまで20分以上が経過し、その間に容体が急変しました。

2012/10/5 福島第二原発で東電作業員が4m下に落下事故

2013/2/26 午前9時20分頃、福島県広野町にある東電協力企業の資材置き場において、3号機原子炉建屋カバー設置の準備作業に従事していた協力企業作業員が体調不良を訴え、Jヴィレッジの診療所において、一時、心肺停止状態を確認。心臓マッサージにより、午前9時54分、脈拍が回復し、10時10分、いわき市立総合磐城共立病院へ搬送。2/27午後11時32分死亡。

2013/2/28 午後4時15分ごろ福島県川内村下川内の国直轄除染現場で、木の片付け作業に当たっていたいわき市の男性(54)が突然倒れ、意識不明の状態で小野町の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。(福島民報2013/03/01 08:34)

2013/7/9 福島第一原発事故後、現場で指揮を執った吉田昌郎元所長が、9日午前、東京都内の病院で食道がんのため死亡。58歳。

2013/7頃 スポーツ万能で健康体だった男性が1年間福島第一原発で作業員として働き、退職後半年後位からだるさが出て、さらには鼻血がよく出るようになり、病院を受診したところ大学病院を紹介され即入院。2ヶ月余入院して、白血病と多臓器不全さらにはガンにより死亡。死亡時年齢32歳(?) 従事期間1年間
かばさわ 洋平氏のブログ July 23, 2013
32歳の元福島原発作業員が白血病で死去

2014/3/28 福島第一原発で掘削作業をしていた福島県広野町、下請け会社の安藤堅さん(55歳)が土砂の下敷きになり、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
このような作業に詳しい人は「こんな現場で掘削作業をすれば振動や圧力で土砂が崩れ、作業員が埋められてしまうことは明らかで、重機を使うべきだ」と指摘している。

2014/5/9 福島第一原発で、協力企業40代男性作業員が体調不良を訴え、ドクターヘリで搬送。意識が朦朧⇒脳内出血 、手術で一命取り留める

2014/8/8 福島第一原発で作業前に倒れた60代男性が死亡。午前8時前、正門近くにある事務棟の外で倒れてい-るのが見つかり、その後、死亡が確認された。

2014/9/20午後0時20分ごろ、構内南側にあるタンク群の建設現場で発生。協力企業の作業員7人がタンクの溶接などをしていたところ、半自動溶接機を上下に動かすウインチを移動させる際に、固定していた長さ1.5メートル、重さ約4キロの鉄パイプが13メートルの高さから落下し、男性の背中に当たった。男性は背骨を骨折したが、命に別条はないという。
男性は福島県いわき市内の病院に運ばれ、重傷と診断されたが、22日から事務作業に復帰した。

2014/11/7 福島第1原発で鋼材落下 1人意識不明、2人重軽傷
福島第1原発のタンクの増設工事現場で、重さ390kgの鋼材が落下し、作業員3人が-重軽傷を負った。1人は、意識不明の重体。

2015/1/19 福島第一原発でタンクの点検作業をしていた協力会社の男性作業員(55)が午前9時過ぎ、高さ約10メートルのタンク天井付近から転落。男性は汚染水タンクの天井に上がって、ふたを開けたところ、ふたとともにタンク内部に転落したという。
 事故直後は意識があり、搬送先の病院で肋骨や骨盤が折れる重傷と診断されて手当てを受けていたが、20日未明に死亡した。

2015/1/20 午前9時過ぎごろ、福島第二原発の廃棄物処理建屋5階で、廃棄物の濃縮装置を点検していた協力企業の作業員が点検器具に頭を挟まれる事故が起きた。東電によると、作業員は病院に運ばれたが、死亡した。

2015/8/1、福島第一原発で作業後Jヴィレッジで体調不良を訴えた男性作業員が死亡。
男性は大手ゼネコン鹿島の下請け会社の作業員。同日早朝、凍土遮水壁の凍結管用の穴掘り作業後、Jヴィレッジで体調不良を訴えた。
 関係者が車で病院に運ぶ途中に意識不明となり、119番通報で救急隊員到着時には心肺停止状態。いわき市内の病院に運ばれ、午後1時ごろ死亡が確認された。

2015/8/8、福島第一原発でバキュームカーを清掃していた作業員が、タンクのふたに頭を挟まれて死亡。

2015/8/21 午後1時10分ごろ福島第一原発1号機タービン建屋の搬入口付近で60代男性作業員が意識を失い、いわき市立総合磐城共立病院に搬送されたが、午後3時47分に死亡。
男性作業員の福島第一での作業経験は7カ月

2015/9/2、午前5時前、福島第1原発で働く協力企業の20代の男性作業員が、高-さ10メートルほどの場所で、汚染水タンクの解体作業中に、はしごから足を踏み外した-。
男性は、安全ベルトをつけていて落下は免れたが、宙づりになった際に、首や頭にけがを-したとみられ、いわき市内の病院に緊急搬送された。

2015/9/9 12:45 頃、入退域管理棟2階のトイレにて、協力企業作業員(男性 60代)が意識不明の状態で発見されたため、12:56 に救急車を要請。当該作業員は 12:57 に入退域管理棟救急医療室へ入室したが、心肺停止の状態だった。その後、13:32 に救急車にて出発し、15:10 に搬送先のいわき市立総合磐城共立病院にて死亡を確認。
男性は第一原発構内の作業現場で使われた防護服の回収作業を担当していた。

ここまで、2015-09-18 12:46:42時点で記録。

2015/11/30、午前8時59分頃、福島第一原子力発電所構内、海側遮水壁工事に従事していた協力企業作業員が、車両から三脚を降ろす際に、三脚に左手中指を挟み負傷した。
入退域管理棟救急医療室にて医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると判断されたことから、同日午前9時42分に救急車を要請し、いわき市内の病院へ搬送した。

2016/7/30、午前10時39分頃、福島第一原子力発電所の入退域管理棟構外出口において、協力企業作業員が意識不明で倒れているとの連絡が緊急時対策本部にあった。
入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたことから、午前10時49分に救急車を要請すると共に、午前10時53分に当社救急車にて福島第一原子力発電所を出発。その後、当社の救急車から富岡消防署の救急車へ引き渡し、いわき市の病院へ搬送。午後1時2分に搬送先の病院にて死亡を確認。

2017/10/26午後1時頃、構内車両整備工場において、協力企業作業員が昼の休憩後に体調不良を訴え、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、午後1時20分にドクターへリを要請。ドクターヘリの医師の判断により、ドクターヘリから救急車に変更し、午後1時56分に病院へ向けて搬送。その後、病院にて、午後2時36分に死亡を確認。

2018年6月6日午前中に発電所構内で作業していた協力企業の作業員の方が、作業終了後に大熊町内の事務所へ戻り、その後午後1時45分頃、同事務所内で倒れ意識不明の状態となり、ただちに緊急搬送したものの、同日午後4時2分、死亡。

2018年7月2日午前8時27分頃、6号機タービン建屋地下1階ヒータールームにおいて、協力企業作業員が倒れているとの連絡が免震重要棟緊急時対策本部に入った。ただちに、入退域管理棟救急医療室にて医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると判断されたため、午前9時33分、救急車を要請。身体への放射性物質の付着はなし。その後、当該作業員は、病院に搬送され、医師により熱中症と診断された。

2018年9月14日午後4時15分頃、発電所構外で建設中の増設雑固体廃棄物焼却炉建屋において、協力企業の作業員の方が、型枠解体の作業中、パイプがずれ落ち、荷物との間に挟まれて左手の中指および人差し指を負傷。ただちに、入退域管理棟救急医療室の医師の診断を受け、緊急搬送の必要があると診断されたため、同日午後4時54分救急車を要請。同日午後5時34分病院に向け出発。
医師の診察を受けた結果、「左示指末節骨、中指中節骨開放骨折(約3ヶ月間の加療を要す見込み)」と診断された。

2018年10月2日午後0時39分頃、構内のH5タンクエリアにおいて、タンク溶接検査のために風ぼう付足場(鋼製)を移動中、協力企業作業員の方が、風ぼう付足場とタンクとの間に挟まれて右手の小指を負傷。ただちに入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、午後1時4分、救急車を要請。

2018年12月14日午前7時38分頃、発電所構内大芋沢水路復旧工事において、コンクリート型枠が倒れ、協力企業作業員が足を負傷。入退域管理棟前救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、午前8時16分救急車を要請。病院へ搬送。病院にて、両脛骨骨折のため2〜3週間程度の入院が必要と診断された。

2019/1/21、第一原発構内で作業をしていた協力企業の作業員が意識不明の状態となり、緊急搬送されたが同日死亡。

2019年5月17日午前7時頃、発電所構内物揚場付近において、海水サンプリングのために乗船しようとした協力企業作業員が、足を滑らせ腰を強打し海へ転落。その後、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、午前8時11分、救急車を要請。当該作業員の方は、救急車で南相馬市立総合病院に搬送。
 出発時刻:午前8時40分
 到着時刻:午前9時11分
 同病院にて、「仙骨骨折(1ヶ月程度の加療を要す見込み)」と診断。

2019/6/17、協力企業より、6月14日午前中に発電所構内で作業していた協力企業の作業員が、6月15日に体調不良のため病院に通院し同院で治療中に意識がなくなり、現在も意識不明の状態であると連絡が入った。

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@ 東京電力が会見などで言及する被爆量は外部被曝だけ。
A 東京電力が事故や急病として把握し、公表するのは、Jビレッジ〜F1〜Jビレッジで発生したものに限られている。Jビレッジ到着前と退出後は通勤中の事故として労災になるだろうが、報じられることはないように見受けられる。
B 退職後白血病発症の場合は、労災認定を受けてニュースになった場合や「かばさわ 洋平氏のブログ」の2013/7/23の記事のような形でしか情報が出ない。

河北新報2015/9/16
<福島第1>死亡事故続発で安全徹底を緊急要請
 東京電力福島第1原発の廃炉作業で相次ぐ死亡事故を受け、福島労働局は15日、東電に労災防止策を徹底するよう緊急要請を行った。原発構内で体調を崩すなどして亡くなる人も増えているため、作業員の日常的な健康管理も的確に行うよう求めた。
 引地睦夫局長が福島第1廃炉推進カンパニーの河合雅彦副代表を同局に呼び、作業の危険を事前に評価する「リスクアセスメント」の徹底などを文書で要請、対応策を10月14日までに報告するよう求めた。


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posted by ZUKUNASHI at 20:32| Comment(0) | 福島原発事故
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