えらい画像が出てきた F1からモクモクと: ずくなしの冷や水

2015年08月09日

えらい画像が出てきた F1からモクモクと

2015/8/2の福島第一原発3号機燃料取扱機の引き揚げ時に共同通信が空中から撮影した動画。
20トン大型がれき撤去 福島第1原発3号機

この動画からの切り出し画像。原画の色調を濃く調整している。






筆者がこの画像の所在を知ったのは、野人氏のツイートによる。




野人氏の情報元。サイトのアドレスを画像に表示した。


次のツイートもあったが、こちらは毎日新聞の動画が元。


検討

空撮映像で左の林の際から特に大量の水蒸気が噴出しているように見える。


この辺りの海上には、2014年の秋、連日のように夜間航空機が飛来しており、筆者は海水温を測定しているのだろうと推定していた。


Google Earthから


Google Earthから当該箇所の拡大図


上の画像では、まるで火山の噴火口から水蒸気が噴出しているように見えるが、2015/6/1撮影のGoogle Earthの画像では、別にそれらしきものは見えない。

共同通信の空中撮影の画像が、2015/8/2の何時に撮影されたかは不明。モヤの出方と排気塔や長者原から4番目の鉄塔のぼやけ方からして午前10時より早い時間か。

長者原交差点からの画像。こちらは時刻入りだ。廃棄物処理施設の煙突が9:56の画像でははっきり見えているが、他の時刻のものはボケている。







次の正午過ぎの画像では、排気塔が3本とも見えなくなっている。水蒸気が陸側に流れこんだと見られる。


毎日新聞の動画から切り出した画像。林の際から噴出しているようには見えない。午前10時頃の撮影らしいから、上の長者原交差点からの画像と比較すると、9:56の画像に対応し、モクモクが少なかった時間帯に当たる。


5、6号機の近くからも蒸気ないし霧のようなものが出ている。ここは冷温停止なのではなかったか。


福島第一原発の事業主体は、なぜこんな状況を撮影させたのだろう。撮影を控えるように求めたともされるが、分からない。

とりあえず次のことが言える。
@ 5、6号機の近くに水蒸気ないし霧の発生源があること。構内ライブカメラの映像からそのように推定していたが、正しかったし、発生の頻度は多い。

A 夜間、廃棄物処理施設の南にある汚染水タンク設置地域で照明の反射が強くなることがあり、ここでの水蒸気ないし霧の発生の頻度が高いと見られる。

B 上の画像からは、水蒸気ないし霧がどこから出てきているかは確認できないが、もし地面から噴出しているのであれば、海上での噴出がないとは考えられない。

C 大量の水蒸気を発するような施設の無いところで霧やモヤのようなものが発生しており、気温が相対的に低く湿度が高いときに放射線の影響でモヤや霧が濃くなっているという面はあるかもしれない。長者原から見たカメラ画像ではそのような可能性を疑う。

D 水蒸気の発生源が何か不明だが、汚染水タンクの漏水や水素を逃がすための穴から出た水蒸気起源であれば、放射性物質を多量に含むはずで、F1から放出される放射性物質の拡散とそれによる汚染は継続する。

(初出 2015/8/8 追記 8/9)
posted by ZUKUNASHI at 18:50| Comment(4) | 福島原発事故
この記事へのコメント
宇宙情報: 日本では福島1原発からの放射線で、近く毎月数百万人が死亡し、合計数千万人が死亡に至り、朝鮮半島、露極東、中國でも数千万人が死亡し、米国、カナダでも数千万人死亡の破局を来たすと。
詳細は:http://ameblo.jp/tatsmaki
Posted by 前田 進 at 2015年08月09日 08:04
この蒸気、奥羽山脈系を循環しているとどっかのブログで
見ました。

そうだとすると東京や横浜などの首都圏は無茶苦茶ヤバいです。

一刻も早く東北関東以外の地域に避難しないとマジで体がやられる
気がします。

俺も恐らく9月には移住を決断することになるだろうと思います。。
Posted by たけ at 2015年08月09日 22:32
ずくなし様、安倍総理が、作り出したこの放射能雲爆弾を止めるには、米国、ロシア、中国による福島原子力発電所への核攻撃以外にはない。
Posted by 西 亨 at 2015年08月10日 07:15
霧箱の原理のように荷電粒子による雲の発生です。
タンクにはストロンチウム90がたっぷりあり、常時崩壊によりイットリウム90が発生してる。
イットリウム90のβ線の飛距離は10mほどあり、これにより空気中の水蒸気が凝固して雲が発生していると考えられる。
昔の動画を見てください。福一施設に近づくと雲が突然発生しています。
上記の原理だと説明がつきますが、地下からの水蒸気では説明がつきません。
地下からの水蒸気がないと言っているのではありません。もしこのような大規模に地下からの上記が発生すると周囲に与える影響が大き過ぎます。
Posted by taka at 2015年08月10日 13:25
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