トピックス 10/20: ずくなしの冷や水

2006年10月20日

トピックス 10/20

(1) 米財務長官経験者が大手ヘッジファンドへ
10/20のロイターは、米国財務長官経験者が2人も大手ヘッジファンド入りしたと伝えています。クリントン大統領時代に財務長官を務めたローレンス・サマーズ氏がハーバード大学総長を辞してD・E・ショウのマネジングダイレクターに、ジョン・スノー前財務長官がサーベラス・キャピタル・マネジメント会長に就任予定とのことです。

ヘッジファンドに対する規制強化を求める声が強まる中でヘッジファンドの側も大物のヘッドハントでこれからの戦いに備えているのでしょう。日本は米国の圧力でさらにヘッジファンドが荒稼ぎしやすい環境作りに邁進するのでしょうか。

(2) 政府税調会長更迭
政府税調会長人事で石弘光氏から本間正明氏への交代が内定したと新聞が伝えています。どちらかというと財務省寄りで増税論議に前向きな印象のあった石氏から規制緩和論者の本間氏に代わり、規制緩和の名のもとに企業に有利な税制改正が進みそうです。

大田経済財政担当相は、10/3法人税の減価償却制度の見直し(損金算入割合95%の引き上げ)を経済財政諮問会議の検討項目に位置づけるとの意向を示し、改正に前向きな発言をしていますし、通産省OBの尾身財務相も9/26企業活動の活発化の観点から減価償却制度の見直しなどを検討する意向を示しています。

(3) 規制改革・民間開放推進会議グレー色払拭
規制改革・民間開放推進会議の議長は、規制緩和を自分たちの商売のネタにしたと批判が強かったオリックスの宮内義彦氏から日本郵船の草刈隆郎氏に代わりました。草刈氏は議長選出後の会見で規制改革が格差拡大を招いたとの見方を「説得力はない」と一蹴したと伝えられています。

以上3つは株価にはプラス材料ですが、一般の国民は「説得力のない」格差拡大にさらに苦しめられることになりそうです。個人でできる生活防衛に早めに着手したほうがよさそうです。

次の記事は、昨日(10/19)の脆く壊れやすい男たちの話にも通じるところがあるかもしれません。

(4) 投資顧問業者の登録取消
10/12、近畿財務局長が、滋賀県近江八幡市所在の投資顧問業者(株)ジャスティスについて、主たる営業所の所在地及び法人を代表する役員の所在を確認できないことを理由として投資顧問業者としての登録を取り消しています。

代表者の中江克己氏は、投資ジャーナル事件の主役だった中江滋樹氏の実兄とされています。

中江滋樹氏は1985/6に逮捕、1989年に懲役6年の実刑を言い渡され、1992/10仮釈放後三井埠頭に金融顧問として入り手形乱発で同社は倒産、同氏の関与が噂されたヤハギ、コムソンも破綻、さらにはエンジェルファンドネットワークコーポレーションの詐欺事件にも関与していたとの説があります。

三井埠頭が第一回の不渡りを出した1998/4/30以降、その動静が不明でしたが、2006/9/22、近江八幡市の実家で自宅に火をつけようとして逮捕されています。愛犬の糞を投げるなどの奇行も伝えられており、極端な栄光と転落の人生経験が強烈なだけに、今、何を思うのでしょうか。
(関連記事、10/4投資顧問に処分勧告)
posted by ZUKUNASHI at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/1490682
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック