2011/3 ヨウ素の地上濃度分布: ずくなしの冷や水

2015年06月26日

2011/3 ヨウ素の地上濃度分布

WSPEEDIによる放射性ヨウ素の地上濃度分布の解析または予想。WSPEEDIの解析、予想は、細部については不十分な点はあるが、実用に耐える。
しかし、福島第一原発事故直後の推算値が少なく、特に2011/3/15、16の関東の濃度分布が分からない。

そこを補えるとしたらNOAAのキセノン拡散シミュレーション。これは筆者にはWSPEEDIよりも精度が高いように感ずる。次の図は、2011/3/15早朝の三浦半島に抜けたプルーム第1波の動きを明確に示している。



2011/3/15午前10時時点


次は、2011/3/15午前10時時点のもので最も早いWSPEEDIの推計値。他のWSPEEDIの図には日本時間が付してある。キセノンとヨウ素の動きが異なることに注意。

2011/3/15正午


2011/3/15午後9時


なお、2011/3/15の夕刻7時頃に関東南部を南下したプルームはセシウムよりキセノンやヨウ素が多かったと推定される。


https://www.nsr.go.jp/archive/nisa/earthquake/speedi/240705/240705.pdf

2011/3/15午後11時


個人が放射性ヨウ素による被爆量、特に吸気被曝の度合いを見積もるには、これらの図と米国土壌調査によるヨウ素の沈着量、米国国防総省の作成による地点別被曝推定量程度しか資料はない。また、経口摂取による被曝については、米国土壌調査によるヨウ素の沈着量と2011年3月から4月にかけての野菜等の出荷制限・自粛情報程度に限られる。


2011/3/20午後に関東南部から入って北上したプルームは、セシウムに加え、ベータ線核種やアルファ線核種が少なくなかったと見られる。










2011/3/21のプルームは西に流れて東海から中京、近畿南部に達している。西日本からも甲状腺異常の情報が出てきており、経口摂取によるものと合わせて楽観はできない。




http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/jaea_wspeedi/0312-0319_in.pdf
posted by ZUKUNASHI at 11:18| Comment(0) | 福島原発事故
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。