懸念される神奈川県下の健康被害: ずくなしの冷や水

2015年03月31日

懸念される神奈川県下の健康被害

この記事には、福島第一原発事故当時神奈川県下にお住まいであった方には、心穏やかでないことが書いてあります。ご注意ください。

数年にわたって人口動態統計を蓄積し、筆者なりに分析してきましたが、神奈川県に関しては首をかしげることが少なくありませんでした。

例えば、最新の事例を挙げると、厚生労働省全国人口動態統計2015/1分までから 都道府県別に2012/2〜2013/1の1年間(福島第一原発事故から1年後)と2014/2〜2015/1の1年間(最新時点、3年後)の出生数、死亡数の変化率を計算した結果では、神奈川県が死亡数増加率で上位に来ています。



人口自然増減の変化を見て、なんでこんなに悪化するのかという疑問です。筆者は水道水に原因があるのではないかと疑っていましたが、その原因がこの一両日の米国エネルギー省/国防総省による土壌調査結果の分析で判明しました。神奈川県下はヨウ素の降下量が多かったのです。

2015年03月30日 2011/3/15早朝 膨大なヨウ素を含んだプルームが東京を直撃、三浦半島へ

筆者は、この膨大な量のヨウ素が含まれたプルームは、例えば横須賀市には、2011/3/15午前6時台の早い時間に到着済みだったと見ています。

神奈川県横浜市中区で2011/3/15午前8時に採取された土壌サンプル(Id 18013)からは、セシウム134が18.5Bq/kg、セシウム137が15.7Bq/kg、ヨウ素131が1,761Bq/kg検出されていますし、同時刻に横須賀市、逗子市で採取された土壌サンプルからもヨウ素131が127Bq/kg、669Bq/kgが検出されています。

早朝ですから、大気中の放射性物質濃度が最も高い時期に屋外におられた方は少ないかもしれません。筆者が心配するのは、地元産の野菜の汚染です。それにこのときのプルームは、神奈川県下の広い地域に拡散しており、水道水の汚染も懸念されます。

3/15から飲食料品の汚染に強い警戒態勢を取った方は少ないでしょう。3/20過ぎの茨城県や千葉県産の野菜と同じ程度に汚染されていた可能性もあります。

神奈川県にお住まいの読者から何件か健康被害の情報が寄せられ、筆者として原因と考えられることをお知らせしましたが、上に書いたことが最大の原因ですので、この点を含めて今後の被曝回避対策を講じられるようお勧めします。

以下に過去の記事から、関係情報を再掲します。

2013年11月10日 神奈川県下の読者の方々へ きのこの汚染情報
2013/11/10、きのこのデータ発掘作業を続けていて、横浜市の衛生研究所の検査で、2011/11/2、その年の3月下旬に原木栽培で収穫されたシイタケの乾燥品(乾しいたけ)からセシウム134が 1,230ベクレル/kg、セシウム137が 1,540ベクレル/kg検出されたという情報に接しました。
乾しいたけの状態での汚染度を他の産地と比較すると、岩手県一関市の乾シイタケで2012/06/07、1,400ベクレル/kg、岩手県奥州市の乾シイタケで同じ日に 1,200ベクレル/kg検出とあり、横浜市の2,770ベクレル/kgは、これらの汚染度をはるかに超えています。

2014年01月14日 横浜市内で見つかった濃厚汚染干しシイタケは戸塚区舞岡公園で栽培されていた


※ Fibrodysplasia ‏@Fibrodysplasia 氏の2013/11/9のツイート
同位体科学研究所の人が言っていたが、富裕層が住んでいる鎌倉山はやられている(落ち葉とか燃やすべきではないという)。3百Bq近いところもあるだろう。鎌倉八幡宮周辺の小学校は50前後か。鎌倉の向こう側、つまり本郷台・洋光台・港南台は200弱あるだろう。小学校の校庭でも茂みはもっと高い

・・・このツイートにある「3百Bq」は米国土壌調査、神奈川県逗子市のセシウム計平均313.63Bq/kgに見合うものです。

2013年03月20日 横浜市立小中学校の雨水利用施設の汚泥汚染
横浜市立小中学校の雨水利用施設の沈砂汚泥から高い放射能が検出されている。当然のことだし、屋上に降下した放射性物質がろ過沈砂施設に集められて再浮遊していなければ、学童の被曝はそれだけ減っていることになる。

・・・関連情報
横浜市立小中学校の雨水利用施設の汚泥は、一時横浜市の公立小中学校敷地内に保管されていた
横浜市が放射性物質汚染のため除去した汚染集積物を学校敷地内に埋め戻していたことが判明!

2013年07月11日 関東でも子どもを育てるには危険な場所がたくさんある
都府県 市区町村 CS計面積当り(Bq/m2)  採取場所
神奈川県 瀬谷区 4,088,500 横浜市瀬谷区二ツ橋町水路敷
神奈川県 藤沢市 3,900,000 藤沢市鵠南小学校の雨どい下
神奈川県 鎌倉市 577,850 土壌(側溝)
神奈川県 海老名市 501,280 上郷の堆積物

2012年01月29日 関東におけるストロンチウムの検出例
横浜市港北区のマンション屋上の堆積物から、195Bq/kgのストロンチウムを、民間の分析機関が検出した。検出されたのはストロンチウム90。堆積物の採取場所は築7年の5階建てマンション屋上。7月、溝にたまった堆積物を住民が採取し、横浜市鶴見区の分析機関「同位体研究所」で測定した。
この堆積物のCsは6万3,434Bq/kg。

逗子市会議員の加藤秀子議員らが独自に依頼した放射能測定で池子小学校の排水溝内土壌(乾燥時)から12Bq/kgの放射性ストロンチウムを検出。この検体のCsは、8千Bq/kg超。

10月に横浜市が発表したところによると、横浜市港北区の道路側溝周辺から129Bq/kgのストロンチウムを検出。

・・・米国土壌調査でストロンチウム89が100Bq/kg前後検出されているサンプルは複数ありますが、福島第一原発事故から丸4年経過した現在ではストロンチウム89は検出されないでしょう。

※ 平塚市の2012/10/12の発表によると、落合克宏平塚市長(55歳・男性)は、甲状腺腫瘍摘出手術のため10/15から10/19まで5日間公務を休んだ。

(追記予定)
posted by ZUKUNASHI at 19:43| Comment(4) | 福島原発事故
この記事へのコメント
ずくなし様

毎日拝読しています。
私は神奈川県相模原市に住んでいます。
2011年3月のときは、できるだけ、自宅内に居ましたが、
福島原発爆発後、空が灰色にくすんでいたのを憶えています。
残念ながら、当時のことを記録したブログが強制削除されて、
ありませんので、三月何日のことかわかりません。
昨年(2014年)後半、私は水道水を浄水器で濾過した水を
飲んでいましたが、膝痛が起こりました。
その後、ミネラル・ウォーター飲用に変えた結果、
膝痛はなくなりました。
放射能は水をフリーラディカルに変えることを知りました。
http://www.naoru.com/huri-rajikaru.htm
とまれ、私が言いたいことは、福島原発爆発後の2011年3月
において、相模原市の空が灰色に濁ったことは、相当な放射能が当地へやってきたのではないかということです。
http://genjitsu.jp/archives/169
これからも、ずくなし様の鋭意な放射能探究を
期待しています。
Posted by レザレクション at 2015年04月02日 05:06
管理人様

2011年に神奈川にいた人と
その後に転入した人では
違いがあるのでしょうか?

あまり、変わらない・・とか??
Posted by hiyaase at 2018年10月09日 22:07
2011年の3月半ばにどこにいたかによります。
西にいて「2011年の4月」以降に転入した人は初期吸気被曝が少ないことが期待されますから、「違いが」出てくるでしょう。
ただ、神奈川の人口動態悪化が激しいので、水道水か何か+アルファの要因があるのかもしれないと考えています。それが何かはまだわかりません。
Posted by ZUKUNASHI at 2018年10月09日 22:36
そうですね。
水はいつでもいちばんの注意点でしょうね。
Posted by hiyaase at 2018年10月10日 09:27
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。