ヨウ素やセシウムは吸ったがウランは吸わなかったのか: ずくなしの冷や水

2015年03月23日

ヨウ素やセシウムは吸ったがウランは吸わなかったのか

1. 米国エネルギー省/国防総省による土壌調査で、ウラン、ストロンチウム、プルトニウムを測定している6箇所のサンプル測定結果から最大値を取り出して質量を計算。単位は土壌1kg中g。

これで2011/4はじめ現在で、土壌中に含まれる放射性物質の量の比較ができた。セシウム137よりもウラン238、ウラン235が大きいところもある。



2. 上のグラフのデータを平米当りのベクレル数に換算。単位Bq/m^2。これで見ると、大きいのはヨウ素131、セシウム137、セシウム134となる。



3. 各地のデータを寄せ集めず、横須賀市のデータのみ表示。単位Bq/m^2。水準は上のグラフと異なるが、核種別のベクレル数は、同じような傾向を示している。



4. これらの核種は、いつころどのように運ばれてきたのだろう。セシウム134と137については、大気汚染測定用ろ紙の分析結果がある。

2011/3/15、3/16、3/20〜3/22の時間ごとの濃度の期間累積値



上の期間に毎時1立方メートルずつ大気を捕集し、その中に含まれるセシウムを集めると、上の図の濃度になる。この考え方で、吸気量に応じたセシウムの吸い込み量を計算した結果が、2015年03月09日 「初期被曝の鼻血に地域性が感じられないわけ」に載せてある。

時間ごとの吸気量は、生活行動によって規定される。だが、地表に流れてきた大気からそこに含まれていたセシウムがどう地表に落ちたかを見積もるのは難しい。何も落とさず通り過ぎたかも知れないし、滞留したり、降雨があったりしてほとんど落ちたかもしれない。

そこは、仮定で見積もるしかない。
@ 大気1m^3中のセシウム濃度をセシウム134、137ともに100ベクレル、1時間に大気が1立方メートルずつ通るとし、それに含まれるセシウムがすべて降下するとする。24時間で2400ベクレルずつ計4800ベクレル、10日間で48,000ベクレル。

A 大気1m^3中のセシウム濃度をセシウム134、137ともに100ベクレル、1時間に大気が2立方メートルずつ通るとし、それに含まれるセシウムがすべて降下するとする。24時間で4800ベクレルずつ計9600ベクレル、10日間で96,000ベクレル。

B 10日間平均でセシウム134、137ともに大気1m^3中の濃度100ベクレルは高すぎる。濃度が高かったところで時間最高セシウム計300ベクレル/m^3程度だ。
大気汚染測定用ろ紙のセシウム濃度ワースト上位地点・時刻
セシウム134、137ともに濃度平均22ベクレル/m^3、1時間に大気が4立方メートルずつ通るとし、それに含まれるセシウム88ベクレルがすべて降下するとする。24時間で2112ベクレルずつ計4,224ベクレル、10日間で42,240ベクレルが1平方メートルの土地に降り積もる。

横須賀市の例では、平米当たりセシウム134が22,438ベクレル、セシウム137が21,892ベクレル、計44,330ベクレルだからだいたいこんな見当だ。

1時間ごとに22ベクレルの4倍が降下すると言うよりも、1時間ごとに流れてくる空気のセシウム濃度が変わり、そこを通る空気が落としていくセシウムが134、137ともに1時間で88ベクレルになると言ってもよい。

5. セシウムと他の核種がまったく別の流れ方をしたとは考えがたい。同じように大気中を流れてきたはずだ。冒頭のグラフでウラン238はセシウム134、137の百万倍の質量が降下したことになる。次は横須賀市でこちらも百万倍、いや1千万倍。



6. ウラン238は単位質量が大きい。原子の数に直すと同じ質量数でもウラン238とセシウム137ではセシウム137が2個に対してウラン238は1個強になるだろうか? (化学や物理の知識がないのでよく分からないが) 百万倍の半分は50万倍だ。

もしそれで間違いなければ、降下したウラン238の質量がセシウム137の1万倍でも、ものすごい量のウラン原子が空気中を流れてきたことになり、福島第一原発事故後少なくとも関東にいた人は、ウランをたっぷり吸っていることになる。



誰が白血病を発症しても、がんになっても、生殖機能が損なわれてもおかしくないということにならないのだろうか。
posted by ZUKUNASHI at 18:33| Comment(0) | 福島原発事故
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