
2015/2分の死亡数がずいぶん多い。

赤いラインが2011/3、この月を境にそれまで6ヶ月ほど増加傾向にあった転入が減少に転じ、2011/5には早くも転出が増加し始めて1年続いた。2013/1を境に転出の増加も収まるとともに、転入が少し増えている。

死亡数は、2011年の夏には落ち着いた動きを見せたが、1年後から増加し、ここ2年ほどは横ばい推移。しかし、単月の死亡数は、2015/1、2と高水準にある。
出生数は、福島第一原発事故前から減少傾向にあったが、1年経過した頃から横ばい推移となり1年余継続したが、その後また急激な減少傾向を見せている。
我孫子市の福島第一原発事故後1年余出生数の減は、妊娠している者の避難によるところが大きいと見られ、2013年春以降の出生数の減が被曝による影響の表れである可能性が高い。
ここ1年ほど小幅な転出超過で推移しており、死亡数が横ばいで推移していることは、その影響もあると考えられる。
我孫子市には、湖北台団地があり、賃貸住宅ゆえ入居者の流動性は高いと見られる。公団賃貸住宅については、新規の入居者が流入しているとされており、筆者も、花見川団地などで住宅周辺の施設を確認する方を見かけたことが何度かある。
汚染地域で比較的若い世帯が流出し、年配の世帯が入居してくるのであれば、死亡数の増加要因になる。
次は、同期間の松戸市。動きはよく似ている。

同期間の千葉市計。福島第一原発事故後の転出増が少なく、死亡数の伸びが強めだ。
