放射性物質汚染ガレキ焼却があったら逃げろ! やはり人が死んでいる: ずくなしの冷や水

2015年02月26日

放射性物質汚染ガレキ焼却があったら逃げろ! やはり人が死んでいる

2015年02月26日 被災ガレキの焼却でこんなに人が死んだの続き

豊島区の死亡数の変化と被災ガレキの焼却の時間的経過を照らし合わせると、被災ガレキの焼却で死亡数が増えたことは、間違いない。

他の都市で被災ガレキの焼却によって健康被害が出たとされながらも影響度合いを測ることが困難だった。

豊島区の例で、被災ガレキの焼却によると推定される死亡数がどれほどあったか計算してみよう。死亡数の12ヶ月移動平均の数値を用いて近似直線を描き近似式を導く。

被災ガレキの焼却による影響が出たと見られる2012/8以降、2014/10までのデータを除外して近似直線を描きこれを微調整すると、y=0.7x+183が得られた。



この近似直線によりトレンド推定値を求めると、上のグラフの青い線になる。この青い線の値と赤い線の値(実績値、トレンドを12ヶ月平均で導いているからここでも12ヶ月平均を用いる)の差をガレキ焼却による死亡増とみなす。

次の表で黄色のハッチの部分、30か月分の実績値合計7484.6人、トレンド推計値の合計6466.5人の差、1018.1人が求める死亡数の増加分だ。



この試算によれば、ガレキ焼却がない場合に比べて、約15%の死亡数増になったと見られるが、亡くなる方1人の陰には10人、20人の体調悪化者がおられる。

豊島区の2012/8の人口287,541人、死亡数増加分の20倍は2万1千人、人口の約7.3%が死に至らなくともなんらかの健康障害を受けたと見ても過大な推定ではないだろう。

ガレキ焼却が行われている場所からは逃げなくてはならない。さもないと、死ぬよ!

・・・・・

上のように考えると、次のツイートや記事に書かれたことは、信憑性が高い。

kazusan ‏@kazusan41932975氏の2015/2/18のツイート
当時大阪市に住んでいた人に聞いた話。大阪のがれき焼却の時に雨に濡れたら、立ち上がれなくなったと。その時ポケットに入れていたガイガーを見ると3.0だったと。0.3じゃなくて。今更ながら、大阪で燃やされたがれきはどれだけ汚染されていたのか。どれだけの健康被害があったのかと思うわ。

原発問題2014/3/27
大阪がれき焼却でホットプルーム(1μSv/h超)が来襲していた!!住民は被ばく!!鼻血の報告も多数あった
posted by ZUKUNASHI at 17:54| Comment(2) | 福島原発事故
この記事へのコメント
とてもわかり易い分析と思います。本当にありがとうございました。
今では妊婦のレントゲン撮影は緊急時以外行われなくなりましたが、その証明をしたのがAlice Stewart小児科医でした。彼女は小学生でもできる代数計算で被ばく影響を証明しました。
一つ解析ができれば後は各地でのデータ解析が行われることを期待します。
大阪でのがれき焼却では大阪おかんの方々が頑張って副作用データ収集されていましたので、一番よくデータを持っている大阪の方々が死亡数だけでなく副作用との関連でも解析が進むことを期待しています。
それから、北九州でも瓦礫反対運動がありましたが、今どうなっているかは知りませんが、産業医科大学もある政令指定都市の北九州市だから、そこからも解析される方が出ることも期待したいと思います。
Posted by sakuradorf at 2015年03月01日 16:28
死者の増加が急激でしたので、豊島区内のホスピスに亡くなる方が集中しているのかと思い、病院、医院を詳しく調べたほどでした。時間の経過とともに死亡数が低下してきましたので、ガレキ焼却との関係を調べたら説明が付きました。
豊島区の焼却設備が不備なのかどうか分かりませんが、これだけ区内に影響があるとは驚きです。もっと拡散して集中的な影響発現はないと思っていたのですが。
大阪のガレキ焼却も、奈良県や徳島県まで含めると影響が出ていることが確認できます。
Posted by ずくなし at 2015年03月01日 21:37
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