F1で何が起きているか 質問があったから用心してもらうために敢えて書く: ずくなしの冷や水

2014年11月09日

F1で何が起きているか 質問があったから用心してもらうために敢えて書く

2014/11/9に寄せられたコメント。

「2日何があったのでしょうね? 子どもの体は敏感で、1日に難聴検査で耳鼻科に行った時は 何もなかったのに、3日から急に鼻水を出し始めました。 熱もなく、鼻炎? 前にうっかり詳細を確認せずに「いいよー」と空返事で許可して 食べさせてしまったヨーグルト。その晩、鼻血で目覚める我が子を見て 、疑問に思い、ゴミ箱あさって確認したらヤクルトス福島工場でした。 物凄い反省して、また徹底していますが、頂き物には落とし穴が…。 空気にも落とし穴が沢山のようですね。」

福島第一原発事故で今何が起きているか、お尋ねがあったので、読者の用心を促すために私の個人的見方を記す。次に掲げる既出記事から読んでもらうと分かりやすいが、結論部分を先にしてその後に読んでもらってもよい。

1. 2014年09月26日「2014/9/14早朝の福島第一原発付近の煙はなんだろう(改訂集約版)

2. 2014年10月19日 溶融燃料の崩壊熱はまだ膨大、ストロンチウムの泥沼の地下は灼熱地獄

Angama @Angama_Market 氏の2014/10/17のツイート
「全然凍らなかった遮水壁計画の反省書で、”タービン建屋と繋がってるトレンチの水が、タービン建屋の推移(水位)が20cm下がっただけで40℃上昇した”とかかるーいタッチで書いてるんだけど、なんでちょっと水が減っただけで地下でそんな水温が上がるんだよ

3. 2014年10月26日 福島第一原発から湧き上がる雲が赤みをおびる

4. 2014年10月26日 フクイチライブカメラのヒミツ

5. 2014年10月27日 福島第一原発の事業者はなぜ構内上空を見せたくないのか

6. 2014年11月02日 大芋澤の地下水は無尽蔵

7. 2014年11月02日 大芋澤から雲が湧く 気象的な特異地点になっている?

8. 2014年11月08日 福島第一原発の日曜午前 周辺で作業もしていないのに霧のようなものが湧き ダストモニターが高高警報 どこから何が湧いたのか

9. 2014年11月08日 みんな マスクもいらない放射能に強いカラダになったかな?

筆者の推定は、福島第一原発の地下深く沈降した溶融燃料の崩壊熱(一時的に臨界していることもあるかもしれない)によって、地下水が熱せられ、それが地上(おそらくは多くの場合海面上)に出てきている、というものだ。

@ 福島第一原発のメルトスルーした溶融燃料は、すでに地下深く沈降したとの見方が有力。
A 福島第一原発構内では、地面から水蒸気が立ちのぼっているのが目撃されている。2011/8。


B 福島第一原発の地下は、地下水が豊富で大量の水が日々太平洋に流れ込んでいる。

毎日新聞 2013年07月26日 東京夕刊 福島第1原発事故 汚染水、本当の深刻度下のブログに引用されている。
「産業技術総合研究所の丸井敦尚・地下水研究グループ長(55)は「原子炉建屋の壁はとても厚いが、その壁の外側から1日400トンもの地下水が流れ込んでいる。家庭の風呂の約2000杯分で、壁に大きな亀裂があると考えてもおかしくない」と指摘。」

(続)福島第1原発事故 汚染水、本当の深刻度※海に汚染水1日300トン 福島第一原発 国費で対策
東電は「専用港の外の海には漏れていない」と説明するが、丸井グループ長はその点にも疑問を示し「専用港の外側に建つ防波堤の海側の海底に地下水がわき出る場所がある。そこを調査すべきだ」と強調する。魚がよく集まる場所で、福島県の水産関係者や漁師も知っているという。

上記毎日新聞記事から。


C 海底から水蒸気が出てくれば、海面に達する前に放射性物質は海水によって相当部分が溶脱するので海面上では放射性物質濃度はそれほど高くならないと見られるが、時には高い濃度がありうるだろう。2014/11/2のダストモニターの警報はそのような現象だろう。

D 2014/9/14早朝の煙も11/2の煙も最初は排気塔よりも海側で生じ、その後内陸側に移動したため長者原の定点カメラから福島第一原発構内の送電塔や排気塔が見えなくなっている。

E 海底だけからではなく、陸上でも水蒸気が漏れ出ていることはあるだろう。この場合は、大気中の放射性物質濃度が上昇し、空間線量率が上がる。2014/11/7夜の福島第一原発近辺MPの空間線量率の上昇が地中から出てきた水蒸気によるものか、どこかの建屋から飛んだものかは分からない。

F 長者原の定点カメラから観察していると、福島第一原発の辺りは気象の特異地点になっているようだ。福島第一原発の上かそれを見通した先に赤みをおびた雲が現れたり、ALPSの設置場所の方角の空がかすんでいたり、廃棄物集中処理施設の辺りの空が明るかったりする。

これは、どのような物理的、化学的なメカニズムかは知らないが、強い放射線の影響ではないかと個人的には考えている。

それでどうしたらよいかということになるが
A 福島第一原発の収束作業は進展していない。4号機使用済み燃料プールの収容燃料は移動が終わったとのことだが、原子炉内にあったシュラウドと呼ばれる構造物などを入れたDSプールは、水を抜くとすさまじい線量が出る。1号機から3号機まではメルトスルーが確実で、いつ、どこから溶融燃料と接した水蒸気が噴出してくるか分からない。

B 2014/11/2のダストモニターの高高警報に関して、東電は風向きについては言及しているが海霧については言及していないようだ。水蒸気の噴出を認めれば、チャイナシンドローム状態を認めることにつながるから、徹底的に隠蔽するだろう。ダストモニターのろ紙を分析しないのもその一環だろう。

C 1号機のカバーが外れるが、溶融燃料が地下深く沈降しているとすれば、建屋内のガレキに飛散防止剤を撒いたとしても、地下深くから高温の水蒸気がのぼってきて大気中に漏れ出すことも考えられる。

D とにかく、福島第一原発事故は収束しておらず、いつまた放射性物質の放出拡散があるか分からないということだけは確かだ。飛散すれば吸気被曝が増えるし、農作物も追加的な汚染を生ずる。外出時のマスクは当たり前、家の換気口にはフィルター、飲食物は引き続き選別徹底が必要だ。

E 福島にお住まいの重金属アレルギーの方は、「食べ物は、笑えるくらい輸入食材に頼りまくりです。体質的に妥協が許されず、全く日本食とは言えません。だから日本食が、無形文化財になってしまうのかと納得しました。」と書いておられる。そうならざるを得ないのだと思う。


以下、参考図。東電資料。


次はGoogleの画像検索で得た地層図。


次の二つは、「原発はいますぐ廃止せよ」の2011-06-19記事に掲載されていた画像を転載。元は「みまもりファームの栽培日記」のようだが確認できない。




posted by ZUKUNASHI at 12:16| Comment(0) | 福島原発事故
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