フクイチライブカメラのヒミツ: ずくなしの冷や水

2014年10月26日

フクイチライブカメラのヒミツ

2014/10/26午後、福島第一原発構内から雲が湧くのが見られた。

福島第一原発から湧き上がる雲が赤みをおびる

長者原交差点の定点カメラが、最も正直に福島第一原発上空の様子を教えてくれる。これの画像とフクイチライブカメラの画像が整合しない。フクイチライブカメラの画像が合成、加工されたものだとの指摘は以前からあった。陸側から海の方へ流れていた雲がある位置で次々と消えていったりする。

強風でカメラが揺れると、クレーンや建屋はゴトゴト揺れるが、雲は動かない。まるで地震が四六時中連続しているかのように。読者が教えてくれたYoutubeの動画を見て笑ってしまった。

上の記事に何枚も画像をアップしていて感じたが、フクイチライブカメラの空の画像は、望遠レンズで撮った、ごく狭い範囲を写したもののようだ。いつ見ても、雲の様子からは空の広がりが感じられない。

ここで、2014年09月26日の 2014/9/14早朝の福島第一原発付近の煙はなんだろう(改訂集約版)を振り返る。



この画像を合成画像だとみなすと、不可解なところが消える。

@ 発光は雷によるものと見られるが、カメラの画像の中心部だけにとどまる発光は遠距離からでないと捉えることができない。水平線の近くではこのように発光しない。近くで発光していれば、構内全体が明るくなる。したがって、この発光した雲はかなり離れた場所で生じたものを望遠レンズで撮っている。

A 上の画像の赤線を横に引いたところから下は、暗いままで何かの陰になっている。何があるのだろう。昼間の画像で見ると、クレーンの骨組みが見えるだけだ。それなのになぜ光が通らないか? 2014/10/26 14時から15時までの画像アーカイブから。



もう1枚、上の画像のガンマを補正した。赤い線から下は、色の分布が粗い。



フクイチライブカメラの画像は、読者が指摘するとおり、画像が合成されている。遠くの空の画像を背景にして構内の画像を置き、空の地上に近い部分に自然さを持たせるために「テクニカラー」を用いている。

高度な画像処理で使うレイヤーが、空の背景、地上構造物に近い空のぼかし部分、地上構造物と3枚あることになる。そして2枚目の地上に近い空の部分は、空が明るくとも、光が透過しないように設定されている。そのために、背景画像が雷の発光になったときも、このレイヤーが明るい部分を隠してしまった。

このレイヤーの画像作成の難しさが、ときに、クレーンの骨組みの一部が消えてしまうことにもつながっている。上の昼間の画像でも一部消えている。

静止画ならレイヤーを綿密に修正することにより継ぎ目が分からないように見せることもできるが、これは動画だ。画像処理には限界がある。

こんなことがあるとは、夢にも思わなかったに違いない。

フクイチライブカメラの映像と他のカメラの映像を照合して事象や原因を探るのは無理なのだ。
posted by ZUKUNASHI at 20:50| Comment(1) | 福島原発事故
この記事へのコメント
ふくいちライブカメラ関連を見守るスレ95

http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1410817850/
Posted by ハマ at 2014年10月27日 00:20
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