甲状腺被曝量は超濃厚汚染野菜の寄与が大きい: ずくなしの冷や水

2014年10月20日

甲状腺被曝量は超濃厚汚染野菜の寄与が大きい

放射性ヨウ素131は半減期が8日と短いため、反復的継続的に摂取し続けることにはならなかった。追加放出があっても、量としては限定的だった。



ヨウ素131を100ベクレル摂取した場合の物理的半減期に応じた残存ベクレル数が青い線、1日当り10%排出されるとした場合の生物学的半減期に応じた残存ベクレル数が赤い線、この赤い線で示されるベクレル数の累積値が黄色の線だ。



100ベクレル摂取すると、10日間で累計値が434ベクレルになる。5400ベクレル摂取すれば23,400ベクレル。この累計値はベクレル・日だから、体内でヨウ素が発した放射線の数としては、23,400×24×60×60で約20億2,200万本となる。

これのシーベルト換算被曝量は、大人(17歳以上):2.3ミリシーベルトと計算されている

米軍による甲状腺被曝量推定値がシーベルト単位で計算されている。超濃厚汚染野菜で5,400ベクレル摂取した場合の甲状腺被曝量と比較する。なんと5400ベクレルを一回口に入れただけで米軍が東京について計算した甲状腺被曝量の半分近くになる。2回食べれば、ほぼ匹敵だ。



この比較からわかることは、米軍の被曝量推定では、吸気被曝は計算基礎に入っているが、食品経由の経口摂取による被曝はカウントされていないようだ。どれほどの汚染の野菜をどれだけ食べたかなどは、把握できないからだろう。

ヨウ素による被曝量の推定に当たっては、吸気被曝と経口摂取による被曝とを考慮しなければならないが、経口摂取による被曝については、汚染が疑われるもの摂取1件ごとに10日間程度の被曝量を推計していけばよい。葉物野菜と牛乳乳製品、そして水道水が主体だろう。

大気中の放射性ヨウ素の濃度を調べたものは極めて乏しい。2011/3/15の午前に東京都台東区で採取された大気を小出裕章氏が分析した結果では、ヨウ素131が1m^3当り720ベクレルとなっている。他にヨウ素132が450ベクレル、ヨウ素133が20ベクレル。これらの濃度の大気を何時間吸ったら何シーベルトの甲状腺被曝量になるのか、その計算結果には接していない。そして、3/21のプルームの際の核種別のデータも見当たらない。



自治体が実施した甲状腺検査の結果が一部開示されている。次は松戸市の結果だが、本当にA2判定だけだったのか疑問が残る。



我孫子市では、2013年に市内小中学校の健康診断で甲状腺の視診・触診を開始し、10,351人(小学生7,093人、中学生3,258人)の受診者の中で「所見有り」と診断されたのは小学生で7人、中学生で5人の計12人、このうち、再検査や精密検査後に薬の服用や継続観察となった子が4人、異常なしと診断された子が8人だったと発表している。

松戸市は、水元公園に近いから水元公園と同様な濃度を示しただろう。大気汚染測定用ろ紙のセシウム濃度分析結果では我孫子よりも低いものの、関東でも高い部類に属する。それでも、上の表のように経過観察を必要とする者がいない!???



これが本当に正しいのならどんなに良いだろう。松戸近辺の露地野菜も高度に汚染されていたはずだが。親は子どもに菜っ葉を食わせなかったのか?

甲状腺異常は被曝量に応じた非確率的事象され、被曝量が多ければ甲状腺異常の発症をまぬかれることは期待できない。

ナイフで指を切れば血が出るように、甲状腺が一定以上被曝すれば病変が出てくる
甲状腺異状は日本国内どこででもそして海外でも生ずる可能性がある
posted by ZUKUNASHI at 20:41| Comment(5) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
あの時の千葉の汚染路地野菜は、ザルサンプルすり抜けをして
支援物資の名で、仙台の被災地にずっと送ってましたよね。

今でもニュース覚えてる。絶対に忘れない。
万ベクレル出てる物体ゴロゴロしてた時に、関東で汚染物売れないから支援って送ってた。


某北海道、そのまま出るとヤバいからさっと都合良い様に調べたJAの近くの人がいますよね。
これも、同じ原理。売れなくなると困るから。
手早かったですよ。先越されるとまずかったんですかね。
総β凄い。玉ねぎもひどかった。
Csじゃないし、Csごときで道央結構出てるけど、きちっと馬が亡くなってんだよね。
アドマイヤグルーヴとか、ひどい地域。
最近、GI優勝馬生産牧場、弱小の場合露骨に偏ってる。
Posted by KAT at 2014年10月21日 01:03
mita tuneyoshi

仙台の初期被曝に関してこれは重要、
3.15の土壌汚染以前3.12夜,3.13夕に強烈なプルームに見舞われている。
http://t.co/5PAzZsv5Y7
http://t.co/IpsVxpn4u6

https://twitter.com/hanaharuok/status/525649210192842752

14日の黒煙が15日に届いてる。タイムラグ1日。
12日にピークが2回。13日にあるのが、12日15時のやつ。

北、汚染したプルーム。仙台、地表にαβ出す何かがいっぱいいる理由。
地獄玉とか誰か言ってたけど、ああいう混合物。金属が混合。重金属とかもいそうですね。
Csが少ないからγ少ないとかガイガー低いとか言われてたけど、地表近くで跳ね上がる。
海の海草でもいいけど、ガイガーすぐ近くに近寄せれば跳ね上がる。
下水場壊れて海にそのまま結構流れたから。


SyntaxUGS
これもリンク流しときます。
国際連合の自然科学委員会が発表してる放射性降下物のデータです。
2013年に発表されたものですが、2014年7月に更新されています。
日本は群馬県高崎と沖縄です。
国連の自然科学委員会のサイトから直です。
http://t.co/nNudqCS3qC

https://twitter.com/SyntaxUGS/status/525646262532440064

こっちは沖縄かな。北部とか、トモダチ帰還後とか合わせて考えるといい場所。
国連は御用だから、減算してこの程度って数字。
Posted by KAT at 2014年10月25日 00:10
櫻庭政夫氏のサイトは、見つけるまで時間がかかりました。大学病院のデータは、別のところでも紹介されていましたが、不明瞭なグラフしかありませんでした。
CTBTOの世界各地のデータもようやく出ましたね。こっちはどう使えるか、分析の視点を思案中です。
Posted by ずくなし at 2014年10月25日 09:55
ちょっと訂正で。
あの日の風だと、プルーム2時間くらいで仙台に到達するみたいです。
日本で出てきたグラフには、出した意味があって、【出せる】から出してるんですね。
まともな資料ってあるのかなと思ってしまった。
病院前の地域は、仙台で一番降らなかった地区。
正門前もそんな感じ。
Posted by KAT at 2014年10月25日 22:27
宮城県庁屋上に設置されたモニタリングポストが再開されなかった理由は、その辺一帯が、チェルノブイリにおける強制移住区域に相当する、1平方メートルあたり60万ベクレルを越える放射性セシウムに汚染されたからです。

という情報もありますが。
米国防総省による仙台市の被曝量推定はおかしいのか?
http://inventsolitude.sblo.jp/article/103659575.html
Posted by ずくなし at 2014年10月25日 23:00
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