ラーメン店の休業や閉鎖が続いているという。その理由としてささやかれているのが、がらスープの放射性物質汚染。店で鳥がらなどを煮込んでスープを作るから、試飲の量も多くなるだろうとの推測だ。
これはありうると思う。鳥がらを買いに行ったら福島産しか手に入らなかったというツイートも見かけた。
そうなると、市販の鳥がらスープも同じ。放射性物質の汚染がありうるということになる。福島第一原発事故から1年後くらいに長崎産の煮干の安売りがあり大量に買い込んだが、とっくになくなってしまった。昆布、カツオだし、煮干、もう買いたいと思わない。中国産昆布でベータ線の反応が出て捨てた。
味噌汁の出汁に鳥がらスープ顆粒を使ってきたが、やはり味がおかしい。この際、流用は止めて化学調味料を使うことにした。もともと加工食品や魚缶詰などには使われていたし、ラーメンを初めとして外食では今も大量に使われているはずだ。外食もしないし、加工食品も食べないから少し使ってみることにした。
汚染は、いずれ調味料に波及するだろうと思っていたが、調味料がないと他人に出す料理はできない。
醤油は、西のものを探す人もいるようだが、私は大量生産品のほうが安心と見ている。麹の材料が米で何を使っているか分からないが、安い大衆向け製品に国内産の米を使っているか疑問。大豆の絞り粕にアジア産の米なら心配なのはカビ毒程度だ。米国産大豆も汚染の心配はあるが、国内産よりは汚染の程度は少ないだろう。
味噌も大衆向け大量生産品を選べば、輸入大豆だ。米が心配だが、こちらも安い米を使っているだろう。読者から、大豆だけで作られる八丁味噌は体調回復に効果があると聞いている。赤出し味噌のことだ。一般に、味噌は醸造期間の長いものほど良いという。味噌も止められないのでこちらは探さなければと思っている。
悩ましいのは、ウースターソースなど。どこの野菜を使っているか分からない。鳥がらスープ顆粒なども同じ。少しずつ減らす方向で考えている。産地不明な野菜や鶏のエキスよりも混じり物のない化学調味料のほうが被曝回避面ではリスクが低いかと思っている。
村井俊治@sh1939murai 氏のツイートでニンニクと生姜のみじん切りをよく炒めてお湯を加えると中華スープになると知り、よく作っている。確かに風味は、中華料理屋風だ。
これからは、醤油、味噌、日本酒、外国で製造されたブイヨン、ホワイトソース缶詰、グレービーソース缶詰、そしてカレー粉、パプリカパウダーなどを使って、回すしかない。
ブイヨンを使ったポトフ、ホワイトソース煮、シチュー風、カレー、パプリカ風味の煮込み、味噌味野菜煮込み、醤油味の和風、中華風で8種類だ。これなら友人を招いても、この前と同じと言われることはなかろう。
日本酒も少し気になっているが、そんなに多く使うわけではないし、原料米の精白度が高いのでそれほど汚染が強くなることはなかろうと思っている。産地は選ぶつもりだが。
最近、困ったと思っているのは、北海道産の野菜に汚染が及んでいるのではないかという懸念だ。読者から体調を崩したというコメントが立て続けに2件寄せられたし、ツイートでも同様な情報を見た。
コメントの1件は、有機栽培が売り物の農場の産物で本州から入れた鶏糞などを使っていたらしい。もう1件は詳しくは分からない。今は、有機栽培より化学肥料依存のほうが、放射性物質に関しては安心できるかもしれない。北海道の農地は広いからどこでも鶏糞を投入しているということはないが、基本は堆肥とそして魚粉だろう。特別の混ぜ物がない堆肥だけなら短期間でその農地の放射性物質汚染が強まるとは思えない。
夏は北海道産のトマト、キュウリ、ブロッコリーや長ネギ、白菜などの野菜で息をついたが、汚染が広がっているということだと、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンにも波及しかねず、困ったことになる。とりわけ豆類に波及すると事態は深刻だ。豆を煮て食べることもできなくなる。
私の場合、もう食べることに執着はないからいいが、若い人にはつらいだろう。安全そうな産地の産品が求めやすい店舗を探すのも容易でない。
前に調べたところによると、海外産品は、まだ汚染が少ない地域、物もある。食の再構築を進めていこう。セシウム実測値メモ
(初出 2014/10/9 追記 2015/11/3)
2015年11月03日
自宅で化学調味料解禁
posted by ZUKUNASHI at 21:17| Comment(16)
| 福島原発事故
知り合いもいないし、ゆかりもないけれど、憧れと放射能のことを考えて選択肢の一つでした。
スーパーで関東以外のものを探すのが大変で、西のもの北海道のものを見つけるとまずかごに入れます。
…北海道の食材まで汚染が…?
もう、気持ちがどんどん追い詰められていってしまいます。
今や北海道産は放射能を気にする人たちがすがる思いで買い求めるものですよね。
生産の方々は肥料からこだわり、むしろ北海道産はベクレルフリーを売りにするくらいでやって欲しいです。
総理宛に、測定基準をもっと厳しくすることや出来る限りの全数測定、測定結果の表示、汚染地域での製造工場稼働停止などをメールで複数回お願いしていますが…きっと読んでももらえてないのでしょうね。
北海道や西日本は何としてでもこれ以上汚染されて欲しくない。
食の安全、どこにも無くなっちゃいます。
移住しかないんだろうな…
分かっているのに、色々手放して動く勇気が出ません。
取り返しがつかなくなってからでは遅いのは分かってるんですけども、考え出すと本当に辛いです。
ぐちぐちとすみませんでした(>_<)
ぐちぐちで良いんですよ。そういうふうに悩み、迷うのがまともなのだと思います。
避難先としては、北海道、中でも紋別など大雪山系の東側が、例えば西隣の国で原発事故が起きても、一番影響が少ないと思います。
ですけど寒いし、福島第一原発事故前なら海の幸を堪能できましたが、今はどうなんでしょう。
就労機会や冬季の食料品の選択の幅などを考えると、ちょっと心配です。
しかし、関東に住み続けて食品の選択に悩まされ、結婚出産に不安を抱かなければならないことを考えれば、今がチャンスであることは間違いありません。
とりあえずターゲットは北海道にしておいて、検討を進められたら良いと思います。
何よりも大事なことは、生活の糧を得る手段です。将来的に日本でも専業主婦はまれな存在になっていきます。長く働くために、何をするか、何ができるか、そのためにどうするかなども考えておくのは有益だと思います。
お菓子課長さんなら、何でもできますよ。いろいろ悩み、何でも挑戦してみてください。応援しています。
いつからでしょう。九州と北海道が安全ともてはやされてから、生産者は変わってしまいました。
世代代わりに伴い、ブランド化と政府の安全宣言で、もともと痩せた北海道の大地に、本州の汚染された肥料をぶちまけられてしまいました。
甘いトウモロコシ、甘いアスパラ…みんな、そんなの欲しくない。普通の野菜が食べたいだけなのに。
今、私は海外の業務用冷凍野菜をキロ買い、パスタや米や卵や納豆は西日本や直接会社に何を使っているか聞いて、まとめ買いしています。パッケージでがさばる納豆でも中身だけにして小さくまとめて冷凍しています。
電気が止まったら、冷凍野菜はまとめて保存用の瓶詰めにして、大鍋で煮沸真空保存(プリザービング)しないとなりませんが。
ナッツも胚芽のない上白米のミネラルを補うのにいいです。チーズも発酵したものなら、栄養になります。電気が切れたら冷蔵出来ないなら、オリーブオイルに沈めます。でなければ、乾燥させます。
味噌は、ダシなんていりません。科学調味料入れる代わりに、砂糖を少し、それでも足りないなら、少し酢、醤油…味覚なんて割とごまかせます。
自分で安全素材で麦もろみを作るのも楽しいかもしれません。
私達は、これから生き延びるだけでなく、その生活を少しでも楽しいものにしないとならないんだなと思います。長い長い気の遠くなるほどの大変な時代と年月。
友人や家族に、自分の笑顔を少しでもいつまでも心温まるものにして残してあげたいです。
ほぼ半年ぶりですね。お元気でしたか。
「キャベツののった豚骨ラーメン」は、油もすごいし、この記事にあるように放射性物質もあります。そしてキャベツ。今の時期は群馬産ですね。麺はおそらく輸入小麦でしょうが。
ご主人様が、いくらまだ若いと言っても、凄い冒険でしたね。今日の放射能の記事に書きましたが、鳥取の岩美の酒屋の日本酒300mlを飲んだ方が経験のない腹痛と下痢を起こし、気丈な人なのに、救急車を呼ぼうかと悩んだとのことです。
放射性物質が原因の下痢は、ベータ線源が悪さをしている場合が多いと見られますが、日本酒で腹痛と下痢となると、他に原因物質がありそうですね。
柏の小学校で運動会の後、集団食中毒類似の事件がありましたが、これもセシウムやストロンチウムのほかに原因物質があるのではないかと疑われます。
私は、セシウムが崩壊した後にできるバリウムが量も多く有力候補と見ています。
水酸化バリウムなら強アルカリ性、ごく微量なので薄まるはずという考え方もありましょうが、もし水に溶けないなら胃壁や腸壁に直接ダメージを与えることも考えられます。
次々とこれまでにない不思議な現象が起きています。
ご主人の次なる出張の際には、試食して問題のない乾パンの缶詰めやレトルトパウチの雑炊、甘いものはデーツ(なつめやし 砂漠の保存食です)を持たせないといけないですね。
そして、断食行であることを言い聞かせて送り出しましょう。
まあ、旅に出たときは、妻の監視の目を逃れて、普段は食べられないようなものを食べてしまいますが、一回で懲りたでしょう。
食べつけないものは食べない。脂っこいもの、何が入っているか分からないものは食べないという原則を守らないと大変なことになるという貴重な教訓ですね。
今回の内容を読んでふと思い出し、鰹節の袋の上にエアーカウンターSをのせて測定してみました。
当然正規の測定ではないのですが、0.12が表示されました。
何回か行ってみたのですが、0.1を前後する値が表示されて自分自身にあきれてしまいました。
ほんと抜けていました、鰹節廃棄して2度と買いません。
味噌汁はダシ入りのみそに変更です。
「鰹節の袋の上にエアーカウンターS」を載せて測定ですか? そして0.12μSv/hですか。普段の空間線量率はいくつでしょう。エアーカウンターSは、0.1μSv/h前後の測定値は不安定です。
必ずしもカツオブシに含まれる放射能を反映したものではないかもしれません。
それに、大変言いにくいのですが、ダシ入りの味噌もカツオブシを使っているのではないでしょうか。被曝回避になるかどうか、微妙なところですね。
実は簡易的に試したのですが、畳の上に置いて測定すると0.05の表示で点滅しますが、
で、畳の上に鰹節の袋を置いて上に乗せ測定、0.12(繰り返して0.1前後)の表示になります。
当然正規の測定器の測定でないことは認識していますが、
鰹節の袋の上の時だけ数値が上がります。
ここがちょっとひっかかったものですから。
ダシ入りの味噌に関しては買ってみて測って見るしかないかなと。
繰り返し測定してみて、どうもエアーカウンターSの不安定さからくるものではないかと
考えられるようになりました。
今まで出たことのない数値だったので焦ってしまいましたが、やはりちゃんとした測定器が
必要と考えます。
でも、鰹節は避けたほうが身のためかと思っています。
どうもお騒がせしました。
先日のアルコール関係の情報発信有難うございました。 大好きなビールのホップが主として
東北地方で栽培されており、その周辺で汚染された草の焼却が問題になっていた記事があった
かと記憶しています。 勿論、ビールの殆どは水ですから製造所固有記号
http://syupo.com/archives/1268)を見ながら買い物をするのも辛いですけど。
やっぱり行列の出来るラーメン店はネットで書き込まれたように危険です。
昨日、午後1時半頃、三重津市の某ラーメン店に行き隣のおばさんが食べているのと同じ
ラーメンを食べてから29時間経過した今も舌が痺れており治りません。(自分は蕎麦アレルギー
で蕎麦が少しでも入っている長野名産のお菓子一口で体中真っ赤になり緊急病院搬送)
とても汁が美味しかったので麺を食べた後、レンゲで4杯飲み干したのがいけなかったと反省
しています。実はこのラーメン店での同じような経験は懲りずに3回目なんです。
人気ラーメン店のオーナの訃報が寄せられるのは実体験で理解できます。
人におごってもらうとき、あまり酔わないようにビールにしていますが、これからは焼酎のお湯割にします。もう考えるのも面倒で誘われても腰が上がりません。
家系ラーメン屋行かれるようですね。私は、家で焼きそばと冷し中華を作って食べるくらいです。
人気ラーメン店のオーナの追体験は止めてください。
みなさまの探している安全食材のご参考になれば。
納豆や呉汁等。後は、味噌汁に酒かすなど入れてもおいしい。
案外昔の郷土料理に、出汁が無くてもおいしい料理の工夫のヒントがあるかもしれません。
何せ昔はダシなんて使えなかった訳ですから。
後、取り敢えず野菜不足にはパセリの鉢植えを育てたり、
マテ茶などを飲用してみてもいいのではないでしょうか。
味噌と醤油は大分のメーカーの無添加のものを使っています。他に常備している調味料は黒胡椒、一味唐辛子、カレー粉、米酢、バルサミコ酢、シナモンパウダー、黒砂糖、塩麹です。
バルサミコは少々値段が高いのですが、限られた調味料で、単調な味付けになるときに使うといいです。一度にたくさん使うものではないし、チビチビ使えばいいかと思います。茄子の炒め煮に加えたらおいしかったです。
油は太白胡麻油とマカデミアナッツオイル・アマニ油・ココナッツオイルを用途別に使います。
醤油・ソース類は四国のもの、味噌は岡山のものを使用しています。
飯山先生の掲示板にあった、ニンニク醤油は炒めものの仕上げに。こくも香りもう〜んとアップしました。
お気に入りのイタリア○味とフランス七○は、どうしてもやめられず困っています。何かかわりになる安全なものがあれば教えて下さい。