大気汚染測定用ろ紙のセシウム濃度 場所時間別分布 2011/3/15: ずくなしの冷や水

2014年10月05日

大気汚染測定用ろ紙のセシウム濃度 場所時間別分布 2011/3/15

政府公表資料からデータを入力済みの地点。千葉市泉谷小学校は便宜的に市原市とした。千葉市はこのほか3箇所のデータがあり、適宜選択した。測定場所によっては全期間のデータが揃っていないところもある。



作図には、埼玉大学教育学部 社会科教育講座 人文地理学 谷謙二研究室の作成提供による地理情報分析支援システムMANDARAを使わせてもらっている。改めて謝意を表する。

2011/3/15

10Bq/m3未満の白地には、測定値有で10Bq/m3未満のものと測定値なしが含まれる。

2011/3/15前には関東にはプルームは来ていないというのが定説だが、3/14につくばの気象研究所では大気中の浮遊放射性物質を観測している。上空に舞い上がったものが3/15の未明に降下したと見られるところがある。次の午前7時台では、古河市と伊勢原市で10Bq/m3以上のセシウムを検出している。

8時台には、取手で100Bq/m3越え。早朝に千葉県北部を通り過ぎている。




午前9時台には、埼玉県東部と東京都葛飾区で100Bq/m3越え。


午前10時台には、加須市で200Bq/m3越え、古河市、鴻巣市で100Bq/m3越え。東京都に接した埼玉県の東西に幅広い地域で100Bq/m3を越えており、都内も同様な水準だったと見込まれる。




プルームが西方向と南方向に流れ続ける。


12時台には、埼玉県北西部と東京都西部、神奈川県に相対的に高い地域が現れる。




この後引き続き流れ込む放射性物質で滞留傾向となる。古河市でまた濃度上昇。




19時台には、埼玉県北部の相対的に高い濃度の地域が残る。この後も同様な状況が続く。


posted by ZUKUNASHI at 16:16| Comment(0) | 福島原発事故
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