
3/21の朝、8時台に広い区域で同時発生的にピークが生じている。プルームは先端が地面を這ってなめるように進むのではなく、上空に広がり、そこから放射性物質を下に降下させるもののようだ。それゆえ、放射性物質濃度がピークを付ける前に空間線量率がピークを付ける。
3/15の場合、山の汚染を調べると、千数百メーターの高さで汚染が強いといわれる。プルームが流れてくる方向に開けた高台は、プルームのより濃い部分が当たるし、当たる時間も長くなるので被曝が強くなることもある。

3/15に関しては、加須市の200Bq/m3が最も高く、和光市は167Bq/m3。低いと考えられていた東葛飾地域は、千葉県柏市3/15 9:00 93.3Bq/m3、千葉県鎌ケ谷市 91.2、我孫子市 86.4と決して低くはないことが注目される。
また、埼玉県内では、ピークをつけた後の下がり方が緩やかで、低濃度ではあるものの、それが長時間続いており、短時間、高い濃度を示した場合に比して健康影響がどうなるか、気になる点がある。