元資料は外国で作成された次のもののようだ。
https://www.dropbox.com/s/4nur9wrfnlw2jw0/Pink%20Sky%20Sep%2014%202014.pdf
大元の情報源にあるフクイチライブカメラ4号機側の画像では、2014/9/14の午前0時から1時までの間に、何回か赤みがかった発光現象が観察されている。発光だけでは画像ではとらえがたいのだろうが、白い雲か水蒸気のようなものに光が反射したため動画のスクリーンショットとして画像が得られたものだ。

原因やメカニズムを考える過程でフクイチライブカメラ4号機側の画像のアーカイブを観察して見たが、9/13の23時〜24時の間にも発光現象がある。そして、発光点が線状に見えるのものもあり、落雷による発光の可能性もある。落雷地点の過去データを探したが見つからなかった。
追記 2014/10/27、コメントで教えてもらった。2014.09.14 00:00-01:00 / ふくいちライブカメラ 落雷の状況
次に大熊町の定点カメラの画像を検討する。定点カメラは、大熊町大字夫沢字長者原地内、国道6号線長者原交差点に設置されたもの。次の画像の赤丸の点にカメラがある。

このカメラは、東側と西側を交互に映している。次の画像クリックでポータルサイトに飛ぶ。

定点カメラと福島第一原発の位置関係。カメラが東を向いたときは、この黄色い線の範囲が映っている。

次の画像は、冒頭の元資料から一部を抜き出したもの。この原資料の作成者は、定点カメラの画像を24時間記録していたらしい。
この画像は福島第一原発の西側北寄りから見ていることになる。ちょうど太陽が顔を出しつつある。

午前5時前の時点では、煙あるいは水蒸気の塊が排気塔の高さを越えるまでに大きくなっているが、送電鉄塔や排気塔はまだ見えている。煙あるいは水蒸気の塊があるのは、原子炉建屋よりも海側だと言うことが分かる。

後日、同じ定点カメラの画像で排気塔とクレーンの位置を確認。画像クリックでさらに分かりやすい画像が別画面に出る。

ところが煙あるいは水蒸気の塊が拡散した次の画像では、1号機に近い場所にあるクレーンや構内の送電鉄塔が見えなくなっている。福島第一原発構内の陸側に膨らんできているためと見られる。

9/14早朝の風向きを調べると、2014/9/14午前5時のSPEEDIの予測図では風は太平洋のほうに流れている。午前7時台でも同じだ。地上高での風向きだから煙が内陸側に広がってくると言うことは考えがたいが。

この煙ないしは水蒸気の塊はどこにあるのだろう。
@ 海上遠くにある。・・・海上に湧いた雲なら刻々と移動するはずだ。形は変わっているが中心位置はずれていない。時間の早いものほど色が黒くなっており、逆光で朝日を受けているためと見られる。海上遠くに発生したものではないようだ。
A 当初の私の推定では、陸に近い海上に生じたものと見ていたが、それだと明るくなった時点で、フクイチライブカメラ4号機側の画像にとらえられているはずだが、それらしきものは見当たらない。

上よりも少し早い時間。

4号機側カメラの撮影範囲。左のラインはもう少し右側、海寄りになるようだ。

4号機側カメラに映らなければ1号機側のカメラに映っている可能性もあるとアーカイブを探したが、見つからなかった。

B 長者原定点カメラの画像を参考にし、4号機側カメラでとらえられず、かつ内陸に入り込んだ場所でないという条件で探すと、次の図のピンクの楕円の辺りということになる。

事務本館や免震重要棟の近くとなる。事務本館南側線量率を9/13と9/14について見ると、次のグラフとなり、特別な要因で動いているとも見えない。

決め手となる材料が不足だ。JNNの遠景画像があればはっきりするが、これもアーカイブは見つからなかった。
7時3分58秒の定点カメラ画像が捏造でなければ、2014/9/14の朝に福島第一原発で特異な現象が起きていたことは間違いない。ただそれが地下からの水蒸気の噴出によるものなのか、海に沸いた雲が流れてきたものかは、判断不能だ。
そして、フクイチ4号機側ライブカメラがとらえた発光現象は、雷と同じような帯電、放電現象によるものと考えてよいと思う。画像の赤みが強いが、これは技術的なものかもしれない。
個人的には、地下深く沈降した溶融燃料が大量の水と接して水蒸気を生じさせた可能性を捨てていないし、それの発生を恐れるが、今回の事象がそうだと考えるには根拠が乏しい。今後の経過を注視することにしたい。
9/14以降、沖合いで比較的大きな地震もあったので、空間線量率の変化を含め観察していたが、特にこれはという変化には気付かなかった。

以下は、いずれ必要になるかも知れないと言う観点から、ここに残しておく。
次は東電資料。

次はGoogleの画像検索で得た地層図。

次の二つは、「原発はいますぐ廃止せよ」の2011-06-19記事に掲載されていた画像を転載。元は「みまもりファームの栽培日記」のようだが確認できない。


現時点で溶融燃料がどこまで沈降しているか分からないが、地層的にはOP−200mくらいまで下がることも想定されるということだろう。
注目されるのは、下から二つ目の図で天然ガスを包蔵した層もありうることに言及されている点だ。
2014年9/13〜9/14にかけてのカミナリの情報です。
http://twitter.com/ST0NES/status/511583715957280769
http://twitter.com/ST0NES/status/511594974849155072
ただし、こちら『フクイチライブカメラのヒミツ』
http://inventsolitude.sblo.jp/article/104936022.html
そこで指摘されているライブカメラの画像を合成して
何かを隠蔽している疑いの強い東電によるものです。
とある原発の溶融貫通(メルトスルー)は、理由も告げず閉鎖
https://twitter.com/yoshiot/status/527593488800432128
みのもんた氏の4号機取材も消えました
https://twitter.com/cmk2wl/status/475282454006071297
https://twitter.com/Todaidon/status/456000304450785280
最近、こういう動きが
ネット番組内でフクイチ4号機爆発等について取り上げていた朝堂院大覚氏と
ベンジャミン・フルフォード氏(14分頃〜)
https://www.youtube.com/watch?v=a87-u5Y6g2A&list=PLGMVFUrW3GJbzbdnkG4_fM9cfcCXRKo6N
音楽イベントを妨害したとして、警視庁戸塚署は、威力業務妨害容疑で、
自称団体役員で、朝堂院大覚(ちょうどういん・だいかく)こと
松浦良右(りょうすけ)容疑者(73)=住所不定=を逮捕した。
同署によると、「でっちあげだ」と容疑を否認している。
http://www.sankei.com/affairs/news/141030/afr1410300030-n1.html
確かに4号機のことも取り上げていましたが、二次情報ですから、口封じにここを狙うかなと少し疑問に思います。消えた直後に、あるブログがとある原発の溶融貫通のサイトの管理者が、太陽光発電の設備関係者であると書いていましたね。それなら少し圧力をかければ、折れざるを得ないでしょう。あるいは、再生エネルギー買取停止で太陽光発電業界は大変なようですから、宣伝どころではなくなったのかなという気もしています。
リンク先のネット番組初めて知りました。朝堂院大覚という方、73歳でお元気ですね。あのダミ声で何か叫ばれたらビビルのも仕方ないのではないでしょうか。