上にリンクを張った記事をどうご覧になっただろう。まあ、空間線量率が少し上がったくらいでたいしたことはないとお考えなら、大間違いだ。今生じている健康被害の最大要因は、吸気内部被曝、ついで経口摂取による内部被曝だ。空間線量率が少し上がり、外部被曝が増えてもその影響発現には確かに時間がかかる。だが、内部被曝の影響発現は早く、不十分な装備で除染作業に従事した人が何日もしないうちに亡くなったりしている。
そこで、次の図を掲げる。簡単に言うと、2013年の9月から直近6ヶ月間の前年同期に比した死亡数の伸びが一段上がっていることが示されている。

2013年の9月は、そんなに自然災害で亡くなる方が多かっただろうか? その後も例年にない寒さが続いて健康を害する人が多かっただろうか? そんなことはない。考えられる要因は、2013年夏に生じた内部被曝だ。
2013年8月にたっぷり内部被曝して・・・その後の健康被害が出やすくなった、促進されたのだ。よーくご覧いただきたい。そして今年、窓を開け、行楽も多い夏季にどう身を守るか、よく考えていただきたい。
上のグラフをどうやって作成したか書いておこう。
2014/5の直近6月の死亡数合計が前年同期より高い小選挙区上位29を取り出し、その伸び率の高い順に、2013年1月からそれぞれの時点で計算した死亡数伸び率を月別にまとめて表示した。次が集計した小選挙区。

上のグラフは、コンパクトにまとめたので、小選挙区別の棒グラフの色が消えている。
信じたくない人は、別に信じなくてもよい。おせっかいは焼かない方針だ。だが、上位29に次ぐ29小選挙区がどうかも示しておこう。こちらは、春以降死亡数の伸び率が低下傾向にあったのに、2013年9月にぽんと上がっていることがより鮮明になっている。

何度も書いてきたがまた言おう。
東電は福島第一原発からの放射性物質の放出を一日も早く止めろ!!