以下に書くように大変粗い計算だから、その点を了承の上、ご覧いただきたい。
次の表は、米国防総省による被ばく線量推定値から主だったところの2011/3/12〜2011/5/11まで60日間の成人の全身被曝量を掲げてある。

この計測期間は、福島第一原発事故から60日間だから希ガスはなくなり、放射性ヨウ素は計測期間の終わりにはほとんど減衰している。この期間の経過後は、吸入による被曝は減り、外部被曝が主体になるだろう。
地名に黄色のハッチがある部分は、MPの日平均値を用いて日別の線量を計算し、これを60日間累積した値だ。東京は米国防総省は赤坂、MPは新宿と違いがあるがそれを無視すると、東京と山形が比較可能だ。
米国防総省の推計値は、MPの観測値から導いた被曝量に比して、東京で3.94倍、山形で4.38倍となっている。平均して約4倍と見られるから、黄色のハッチがある部分の全身被曝量を4倍したものが区分の欄が薄緑色の部分の全身被曝量だ。
宇都宮が0.53に対してOyama0.87、水戸0.95に対してHyakuri0.75と少し差があるが場所も異なるので止むを得ない。
次にこの推計値を2014/4末までに期間を延ばす。MPの観測値から導いた2014/4末までの累積値は、2011/5/11までの累積値の8.8倍から12.6倍だから最頻値の12.6倍を適用する。
その結果得られた2014/4末までの累積被曝量が薄緑色の部分の右側にある。
ちなみに「読者の外部被曝累積量を推定する」で試算した茨城県西部の方の2014/4までの累積被曝量は、7.19mSv〜7.67mSvだったから水戸を下回り、宇都宮を少し上回ることとなり、リーズナブルな推計値と言えるのではなかろうか。
上の推計では、水戸が特に高くなっている。水戸の2014/4末までの累積値は、2011/5/11までの累積値の8.8倍だからこの倍率を適用すれば、8.39mSvになる。
いずれにしても、茨城県下の住民の被曝量は多い。ここにはあげなかったが、米国防総省の推計値では甲状腺被曝量は全身被曝量の10倍もある。
上にも書いたように放射性ヨウ素は、80日間でほとんど減衰し、他の物質に変わっている。その変換先物質の危険性はもちろんあるが、全身被曝量は長期間の計算が必要であるのに対して、甲状腺被曝量は60日間くらいで勝負がついただろう。
ただし、百里、小山ともに甲状腺被曝量推定値は大きい。甲状腺障害は、被爆量に応じた非確率的事象として生ずるとされている。特に1歳前後の幼児の甲状腺被曝量が大きく見積もられている。
茨城県南部から千葉県北部にかけて、健康被害情報が続いている。親御さんはご心配だろう。
だが、国や県が親身になって心配してくれることはない。突き放すだけだ。今は、戦時下さながら、誰も人のことにかまっている余裕はない。子どもを親が死に物狂いで守らなくて誰が守ってくれようか。
共通項があるんですよ。
突然性格が変わりだして、猜疑心バリバリで攻撃性UP
→あるときを境に突然大人しくなり
→廃人化
→亡くなる感じの流れ
一昨年から去年夏前くらいです。
脳神経系に蓄積しやすい金属ってあるみたいですからね。