ずくなしの冷や水

2018年01月08日

手製 遠隔地老親見守り機の作り方

苦心惨憺の末、ようやく遠隔地老親見守り機を作りました。

これがあれば、遠隔地からいつでも老親がどんな様子かが分かります。複数の親族で監視することも可能。監視カメラ機能に画像をネット上にアプロードする機能を付加したものはおそらく市販されているはずです。そちらを使う手ももちろんあります。

私の場合は、スティックパソコンとウェブカメラを組み合わせて作りました。1万円+5千円(カメラ少し高いもの)、それにネット接続のための機器、モニターに接続させない場合はダミーの端末が必要ですから総額1万7、8千円でしょうか。

ウェブカメラをまだつないでいませんが、そちらのソフトのインストールは容易で特に困ることはないはずです。モニターにカメラの画面を映し出し、それをキャプチャーソフトで捉えてサーバーに送り、見たい人はサーバーにつないだパソコンのブラウザーで見る仕組みです。

作成過程で一番時間を要し、苦労したのが一定の時間ごとのキャプチャーとそれのサーバーへのアプロードを自動化し、メンテナンスフリーにすることでした。

いろいろなフリーソフトを探して使いましたが、結局「AutoScreenCap」を使いました。当初このソフトのアプロード機能が安定して働かず、FTPについてはFlingの同期ソフトを使ったりしましたが、この組み合わせではしばらくはうまくいくもののFlingの有料ソフトへの切り替えを促す吹き出しが出たりするとアクティブ画面が変わって所期の画像が送られなくなったりしました。

ShareXも使いましたが、こちらはfile名を同じにしても履歴などがずらりと残り、長時間連続稼働ではShareXのメンテナンスが必要になりそうに考えて、最終的な採用は見送りました。

キャプチャーとアプロードのソフト AutoScreenCapの設定

「AutoScreenCap」を使う場合の留意点を下に記します。
@ このソフトは、隠密裏にモニター画面をキャプチャーしてサーバーに送るのが目的です。そのため、これを導入してもパソコンのプログラム一覧には出てきません。ダウンロードしたファイルを解凍するとすぐに実行できますが、プログラムの所在を見つけ出すのが困難です。

私の例ではプログラム本体は、デスクトップにZIPファイルを移してから解凍しましたのでプログラム本体はデスクトップにあります。

ですが画像ファイルのフォルダーは次の場所に設定されていました。


プログラムが立ち上がった際に必ずショートカットを作り、デスクトップに置いておきます。さもないとソフトの起動の際にいちいち探す手間がかかります。

A このソフトはとてもデリケートな面があり、解凍後の画像を保管する場所を変更したりすると、FTPが働かなくなったりします。解凍後は関係のフォルダーの場所やファイルの名前を変えたりしないようにします。

B 特にFTPのリモート(サーバー)のpathの設定で時間を取られました。ここはpathのいくつかの段階から書き込んで、どこから指定したらうまくいくか調べる必要があります。

以下は私の設定例です。

overwrite、上書きにしてあるのは、ブラウザーで最新時点の画像を見るためです。上書きにしなければ一定時間ごとの画像がすべてサーバーに送られて保管されますが、ファイルの名前が変わるためブラウザーで見るためにはいちいちファイル名を指定しなければなりません。


ファイルの保管場所が大変込み入った、わかりにくい場所に作られています。これは意図的にそのように設定されています。


専用機ですのでパソコンの電源を入れると同時にソフトが立ち上がるようにしています。


FTP folderの記載は、お使いになるサーバーによって異なります。その上の3か所の入力欄もそれぞれに異なります。画面の右下欄外に何かタスク処理の状況を示す表示が出ます。上にある表示は正常稼働を示すもののようです。これが出れはOKです。

上の画像は、アクティブなWindowを変えながら「AutoScreenCap」でとらえた画像をサーバーから取り出して作っています。

「AutoScreenCap」の存在を知ったのは、次のサイトを探り当てたからです。 2016年2月26日の記事で、このソフトはその後改訂版が出ており、FTP機能がついています。
今日のどーじょー主
一定間隔でスクリーンショットを自動保存

さて、ようやく準備が整いました。カメラを動かせば私の顔や姿が何分かおきに更新されて映ります。子供にいつ連絡しようかな?

えーっ、そんなの見るわけないって? ずいぶんと痛いところを突きますね。あなたもそうですよね。親のことなど心配している暇はない、自分のことだけで精一杯。こんな世の中に誰がした!!

・・・・・

順調に動いているかと思いきや、ときに送信が止まります。そしてファイアーウォールの警告が。Autoscreencapのファイアーウォール設定を直しました。サーバー側の問題でも、ソフト自体の問題でもなく、Windowsのファイアーウォールの問題だったようです。


パブリックでは使いませんからプライベートのほうの許可が必要です。


パブリック、プライベート双方でのファイアーウォール経由の通信を許可しました。

でも他のソフトではこんな問題はありませんでした。Autoscreencapでほかにもう一回あったかな。

キャプチャーとアプロードのソフト ShareXの設定

Autoscreencapの動作が安定しません。ShareXに戻ることにしました。ShareXの設定方法を説明します。

ShareXをインストールして起動させた最も基本的な画面です。この画面キャプチャーの時点ではすでに何枚かサーバに送っているのでその記録が表示されています。


何はともあれキャプチャーした画面の目的地、送付先を教えてやります。Destinations → Destination Settings


Destination Settings の画面です。Imgurの画面がトップに来て、その下には知らない名前がずらりと。ここで戸惑いますが、構わずFTP/FTPS/SFTPを選びます。


FTP/FTPS/SFTPを開けると次の画面になります。通常のFTPの設定と同じです。Remote directryはサーバーの画像ファイルを格納保存する場所を指定します。aaa/www/images などのように自分が借りたサーバースペースの中のフォルダーを書きますが、サーバーによって指定の仕方が異なる場合もありますので、自分のサーバーアドレスの次に www/imagesと置いたり、単に /imagesと置いたりして接続できるpathを探してください。

URL pathは、その項目欄に記載した内容からソフトが自動で作りますが、これが画像をネットで呼び出すときのアドレスになります。

次は画像ファイルの名前を決めます。何もいじらなければデフォルトの日付時刻のファイル名になります。これですと、ブラウザーで最新画像を読み込むことができなくなりますから、リアルタイムで画像確認の場合は、例えば screenshot.png と名前を指定します。同じ名前ですと、ファイル規模が異なってもサーバーには上書きされます。過去の画像を別途保管できますが、検索のためには日付時刻の名前が便利です。



最後にキャプチャーする範囲とインタバルの時間を指定します。Capture から入って Auto Captureへ。画面の一部を指定するときは、Custom regionを選択して範囲を描くと、座標が読み取られて範囲が設定されます。

キャプチャーの時間間隔を指定します。数秒おきのキャプチャーからできるようです。そしてStartを押します。上の画像ではすでに動いているのでStopが表示されています。

次の二つの画面は、設定が終わった後の確認のようなものです。意図したところにチェックがついているか、アクティブになっているか確認します。セットがうまくいかないと、これらのチェックがきちんとつきません。





仕組みが分かるとそれほど難しくありません。普段自分が使っているパソコンで画面キャプチャーのテストをするときは、お気に入りや開いているサイトがうっかり知られてしまうことのないよう気を付けましょう。

BDSM.JP とか JK_Club.com などのサイトやブックマークが覗いていたら、赤面ものです。
posted by ZUKUNASHI at 23:47| Comment(0) | 福島原発事故

市川市などで線量率上昇?

ここ2日ほど市川市で測定された空間線量率が上がっています。管理人が1/7午後10時ころに外に出たとき何か焦げ臭いにおいを感じました。


あちこち見ると、規制委員会のデータでは上がっていません。
市川市のもう1か所の個人による測定値は特に上がっていません。

管理人自宅屋外GM-10測定値


MAZURで屋外測定開始、10分間平均31cpm、30分間平均30cpmですから高くはない。

国内で線量率が上がっているのは九州などの西日本。

画像クリックでホワイトフードのサイト(最新時点の画像)へ

台北で少し上がっていましたが、頭を打ったかという感じです。

2018/1/8朝までMAZURの測定を続けましたが、9時間の平均が30cpmですからいつもと同じです。特に上がっていません。

でも、冒頭の市川の空間線量率の変化パターンは、半減期が短い放射性物質が降下した場合のそれに酷似しています。運営者やその家族が放射性ヨウ素による治療を受けた? 

5分値を見つけました。生数値。

5分値の10回移動平均

この移動平均では、米国夏時間2018/1/6の午前2時、日本時間で1/6の16時ころに34.7cpmのピークを付けています。ですが、生数値ではばらつきが大きくて急なスパイクとなっていません。上の放射性物質による治療説は棄却です。

おそらく、この測定地点の近辺で放射性物質を含むホコリが飛ぶなんらかの事象があったのでしょう。この測定地点は工事中の外郭環状線の近くです。(まさか外郭環状線の埋め戻し用土に福島の除染で出た土が使われているとは思えませんが)

そしてその後緩やかに低下していることについては、一度接近した放射性物質が逐次離れつつあることを示します。再拡散というとらえ方が適当でしょうか。

測定データを蓄積しておけば、上のような検討が可能になります。RADEX ONEを使ってリアルタイムのグラフを表示できるように取り組んでいるのは、一目で変化が分かることのほかにデータの蓄積機能が少しは備わっているためです。

5分値から28.5cpmを差し引いた残り


5分値の10回移動平均から28.5cpmを差し引いた残り
posted by ZUKUNASHI at 10:52| Comment(0) | 福島原発事故

Fukushima から大阪へ母子避難している方の2018年年頭の言葉+プウさんの年頭の言葉

デスラーさんからの投稿。引用開始。

ちょっと長いのですが、Fukushima から大阪へ母子避難している方の文章です。改めて胸が締め付けられる&怒りを覚える!!!

「まだあるよ フレコンバッグの 塊が
前でわたしは 子育ては無理」(百人一首調で)
注)フレコンバッグ=除染作業して剥ぎ取った表土や刈り込んだ草や枝などの放射能汚染物を土木作業用のちょこっと分厚い強化ビニール製の袋に詰め込んだもの。端的に言うと「核のゴミ袋詰め」。略称「フレコン」。
(ここからは「ヒロシです・・・」風に読んでいただけましたらm(_ _)m)
避難(ひなん)です・・・
家が2軒あります。
2011年以降、福島と大阪にバラバラで住んでいるとです。
好きで一家四人が離散生活している訳ではないとです。
苦肉の策、我が家の最善をひねり出した結果です。。。
避難(ひなん)です・・・
もう7年も経ったから「自立しろ」とか言われてますけど、
ずっと自力で避難してます。。。
避難(ひなん)です・・・
みんな戻ってるから「帰還しろ」って帰還プレッシャー半端ないですけど、
みんなって、避難住宅取り上げられたり、
バラバラの家族のうちの誰かが心身病んだり、
「戻らないと離婚だ」「仕送り止めるぞ」と言われたりして
泣く泣く戻っていった人たちしか、
私は見たことないとです。。。
ニッコリ笑って、
「うん、交通事故に遭う確率よりは低いから!」って
あえて明るい笑顔で戻っていく後ろ姿に
避難した時以上の物凄い覚悟を感じ取りながら
何度も何人も見送りましたけど、
心のなかで、
(そこ、比べて安心できるところではないから・・・)とは
あえて言わないし言うだけ野暮だと思ってるとです。
彼女の思いも、私の思いも、
世の中の大半の人は全然知らないから。
知られていないとですから。
でも、各々が苦渋の決断での下した最善だと私は知っているから
(がんばって!いや、何処に居るとしても最善を選び取っていこう!)って、
背中、いつも見送ってるとです。。。
避難(ひなん)です・・・
「線量下がった」「下がった」「大丈夫」の大合唱ですけど、
わたし、測ってほしいのは子どもたちが砂埃上げて走り回る土、
地面=土壌ですから。。。
避難元の「土」は、
調べるため集めて裁判所に提出したら簡単にそこらへんにポイって捨てられない
「放射性廃棄物」レベルの汚染土なのですけれど・・・
うちの子どもに、こんな砂場で泥団子握れ、どんぐり拾いしろっ、
サッカーだ野球だって、、、
私はさせられないと考えとるとです。。。
避難(ひなん)です・・・
3.11直後は、「ニコニコ笑ってたら放射能来ません」とか、
「小児甲状腺がんは100万人に1人しかならないほど稀有な病気なのに、
気にし過ぎで避難するのは間違ってる」などという風潮でしたが、
7年経って小児甲状腺がんの福島の子どもの数は
分かっているだけでも200人に迫る勢いです。
福島の子どもは38万人しかいないとですが。。。
多発って言いたくないからなのか、
「因果関係はない」と言い切ってみたり、
「機械が高性能だから発見出来ないものまで見つけられた」とか・・・
いよいよ通用しない理由しか言えなくなってきたら、
「検査そのものを受けなくていい」「検査縮小」となるとです。
調べなければ、数えなければ、なかったことに出来てしまうとです。。。
避難(ひなん)です・・・
昨年大阪府では80人くらいしか避難者がいないことになってましたが、
大阪地裁に「ふつうの暮らし 避難の権利 つかもう安心の未来」というキャッチフレーズ掲げて避難してきた人たちの裁判の原告が243人もいるとです。
世の中、裁判までして避難させてくれと訴えてること、知らない人も多い中。
復興庁に「もっといるでしょ?!」って指摘したら
10倍の800人以上に増えました。
この7年間、
本気で避難者の人数を正確にカウントすることなく、
だれも、避難者が何人いるかも知りません。
知ろうともしません。
ただ、2020年までには「避難者はゼロにする」という目標だけはしっかり設定されています。
一度もしっかりと全体像を捉えることなく、検証されることもなく、
実態も把握されることなく、当然意見も反映されることなく、
数にも数えられないで、消されてゆく・・・
避難です・・・避難です・・・避難です・・・
お支えくださる全国の皆さまへ
旧年中は大変お世話になりました。
私は「支援対象者」ではなく、
原子力災害による国内避難民、「避難者」です。

国策で推進している原子力災害の被災者で、
原発避難者・被災者への恒久救済、法的保護を求め続けています。
被ばくから免れ健康を享受する権利は、
人の命と健康に関する最優先で尊重されるべき基本的人権です。
放射能からの自由、その確立を求めて
今年も言論の自由を最大限に駆使して
社会の皆さまへのご理解と
応援をお願い、訴えを続けてまいります。
本年も全国各地に散らばる避難者の皆さまとともに、
あげられる声を、伝えられる事実を
お伝えして参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年元旦

管理人注:ある方のブログです。ソースを記載するか迷いましたがデスラーさんがあえて記載していないので、見送ります。

次いで上の言葉に触発されたプウさんの年頭の言葉を掲げます。引用開始。

自主避難されている方々の苦労がしのばれる文章ですが、一点だけ。原子力災害に際しては、「避難」や「疎開」という言葉は避けて、「移住」や「転居」という言葉を使うべきかもしれません。

私自身が根なし草で故郷と呼べる土地がない、というか住んだ場所がそれぞれ故郷という感覚なので、それがそのまますべての人に当てはまるとは思えませんが、「二度と帰れない、帰らない」という覚悟のもと、移住した先を第二の故郷にすべく頑張った方がいいのではないか? 自分ならそうするだろうなあ、と思います。

いつか福島に戻る、首都圏に戻る、それまでの我慢という意識は、第二の人生? を再構築するときには、思った以上に邪魔になる。そこに補償の問題や訴訟が絡んでくると、さらにエネルギーを取られてしまう。

まあ、このことが今年、そして来年あたり、私も含めてすべての日本人が直面する課題になりそうですが。古きよき時代にまつわるすべてを失った時に、裸一貫で新しい世界に飛び込んで、新しい世界を共に創っていくか、あるいは失ったものを取り戻し、過去の栄光を取り戻すために無駄なエネルギーを使って消えていくか?

茹で蛙になる前に損切りして、しかもその補償を請求する時間とエネルギーがあったら、無駄にしないで新しい生活、新しい人間関係の構築に、振り向けていく。非情なようでも、方向性が異なるものとは袂を分かつことも大事かもしれません。

と、まあ、そんなことを感想として抱きました。AAではないですが、変えられるものと変えられないものの区別を知ること。変えられないものはさっぱりあきらめ、変えられるものを変えることに、努力を集中すること。まあ、いまの日本では、変わるものを変えないように無駄な努力をして、さらなる墓穴を掘っている光景が、広がっていますが。

皆様の古びた人格ではなく、皆様の若々しい魂にとって、良い年となりますように。

・・・引用終わり・・・

ぷうさんの所論に同意します。異論ありません。でも残念ながら、年寄りにとっては変えられるものはほとんどないんですよ。衰えていくものはたくさんありますが。なんでも若いうちです。ご心配いただきありがとうございます。
posted by ZUKUNASHI at 01:09| Comment(3) | 福島原発事故